福岡の小一殺害事件

たかびごんさんからのリクエストなのでこの件に関して書こうと思う。
まだ詳細な事実関係がわかってないだけにこの時点で書くことの危うさをちょっと思うけど
個人的には切ない事件だったと僕は思ってる。

わが子を殺めるという母親の心理状態が実際問題としてよく理解しかねるんだけど
まず、いくつかのソースをのせたい。




福岡の小1殺害、見守りに課題 市、きめ細かい対応取れず

 福岡市の小学1年富石弘輝君(6)を殺害したとして母親の薫容疑者(35)が逮捕された事件で、8月に弘輝君が通っていた学童保育の利用が急減した際、運営する市側は電話で理由を確認しただけで、その後、家庭訪問など虐待リスクに配慮したきめ細かい対応を取っていなかったことが23日、分かった。

 薫容疑者は病気で体調が悪く、弘輝君は注意欠陥多動性障害ADHD)のため育児に手がかかる状態だった。学童保育を利用していた時間を家庭で過ごすようになり、薫容疑者の育児負担が増えたとみられる。専門家は「関係機関と連携して注意深く見守っていれば事件を防げた可能性がある」と指摘、市の対応に課題が残った形だ。

 市こども育成課によると、弘輝君は4月から放課後に学童保育を利用。夏休み中も7月は毎日通っていた。ところが、8月になって利用が1週間に1、2回に急減。同月下旬に市の担当者が電話で理由を尋ねたところ、薫容疑者は「仕事を辞めたので、家でみることにした」と答えた。
2008/09/23 17:34 【共同通信



http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080923/crm0809232247023-n1.htm
【福岡小1殺害】トイレ介助の際、子供の言葉で絶望的に
2008.9.23 22:43

 福岡市西区の小学1年、富石弘輝君(6)が殺害された事件で、殺人容疑などで逮捕された母親の薫容疑者(35)が福岡県警捜査本部の調べに対し、病気で体が不自由なため弘輝君にトイレ介助を頼んだ際に「なんでそんなことしなきゃいけないの、と言われ絶望的になった」と犯行動機を供述していることが23日、関係者の話で分かった。

 また、首を絞めるのに使った凶器について、捜査本部は弘輝君の携帯電話を首からつりさげるひもとみていたが、薫容疑者は「自殺衝動があり、普段から持ち歩いているビニールホースを使った」と話し、捜査本部が裏付けを急いでいる。





という2つの記事があるんだけど、これ見ると母親も子供も障害があるようで
もう言葉にならないほど切ない気持ちになるんだけど
だからといって殺して言い訳はないし、犯行後の態度や行動はとても容認はしかねる。

市の対応も責められないし、やっぱり周りのご近所さんとか家族とか親戚とか
まあそのみんなで助け合わないとこういう悲劇は今後も後をたたないだろうな~と思っちゃうよ。
こういう記事を見ると、滋賀県の某市とかの対応はまさに賞賛に値しると尚の事思う。

それにしてもだけど、おそらくかっとして魔が差したんだろうけど、切ないな~!
このビニールホースだって、おそらく尿道用のカテーテルで間違いないだろうけど
小学一年生の男の子じゃこの返事も悪気はないだろうし、致し方ないだろう。

このレベルの報道内容でしか判断できないけど、今後の情報がちゃんと出てくるかは疑問だし
ほんとに考えさせられる事件だ。