中国の環境汚染、危険の臨界点に達する=中国当局

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この記事の内容の通りなら、ほんとに北京五輪は大丈夫だろうか?
写真で中国各地を見ても、大気汚染で空気がおかしいのは見て取れるし
日本でも中国からの影響で光化学スモッグがおきたりしてるくらいだからな~。。。
もう食べ物も水も空気もだめぽ状態だけど、ほんと~にこんな状態がいつまで続くのか心配だな!!!



http://jp.epochtimes.com/jp/2007/08/html/d66251.html
中国の環境汚染、危険の臨界点に達する=中国当局

 【大紀元日本8月20日】中国国家環境保護総局の潘岳・副局長は、「中国の環境汚染状況は、危険の臨界点に達している」と発言した。台湾メディア・中央社がこの発言を引用し、「中国の環境汚染が日々深刻になり、如何なる地区、如何なる都市、農村において、環境保護問題は避けて通れない問題となっている」と伝え、世界銀行の環境問題報告書などをあげて、中国の環境汚染の実情を分析した。

 英国のフィナンシャル・タイムズ紙の報道によると、世界銀行が作成した「中国環境汚染による損失」と題する報告書は、中国当局の強い干渉を受け、3分の1の内容が削除された。報告書の内容を公開すると、社会の不安定を及ぼすと中国当局は懸念しているという。

 削除された主な内容は以下である。「中国の都市部で、大気汚染が極めて深刻で、年間において、35万人から40万人の死亡をもたらし、約30万人は室内空気の汚染により死亡。また、毎年、約6万人が水質不良のために、激しい下痢を患い、胃がん、肝臓がん、膀胱がんなどで死亡」。

 世界銀行の公開した報告書では、「中国で、毎年、空気汚染と水汚染による経済損失は1千億ドルに相当し、GDPの5・8%を占めている」とされ、「全世界で汚染が最も深刻とされている20の都市のうち、中国はその6つを占め、首位は、四川省の攀枝花市、そのほかには、北京市上海市、香港が含まれている」と指摘した。

 また、報道では、中国の第十期目の「5ヵ年計画」が定めた空気と水質汚染を抑制する13項目の目標値のうち、10項目が達成しなかった。最も深刻なのは、二酸化硫黄の排出が、主に人口の密集地に集中していることだ。都市部の河川の9割が深刻に汚染され、多くの河は長年にわたり、魚が生息していない。海洋と湖の水質汚染が深刻で、75%の湖が被害を受けている。

 農村地区では、人口の3分の2は水道水供給がない。飲用水汚染が深刻で、基準を満たさない。原因は土壌汚染。汚染された飲用水は、消化器官のがん、例えば、胃がん、肝臓がん、膀胱がんなどを誘発し、その発病率と死亡率は世界の平均値を遥かに超えている。

 中国当局の政府機構・環境保護総局の資料は、「いま、都市を経由する河の9割は深刻に汚染され、3億人以上の農民の飲用水は汚染されている。4億人以上の都市部住民は、新鮮な空気を吸えない。昨年一年間、2日に1回の頻度で、突発的な環境汚染事故が発生し、年間延べ60万人が環境問題で陳情している」と記述。

 今年5、6月の間に、江蘇省の太湖で汚染により藍藻が大量発生し、近隣の無錫市の水道水が悪臭を放った。その後、安徽省の巣湖や、雲南省?筏池(ディエン・チー)、「長江の腎臓」と言われている湖南省洞庭湖でも藍藻の大量発生が確認された。環境問題の専門家は、沿岸の工業廃水や、生活汚水が未処理のまま、流されているのが原因と分析している。

 中国での深刻な環境汚染問題は国際社会の強い関心を呼んでいる。経済協力開発機構OECD)が公表した中国環境保護の評価報告書は、「中国での急激な経済成長と、工業化、都市化は、環境に強い圧力をもたらし、国民の健康と自然資源に深刻な危害を招いた」と指摘し、中国当局に51項目の提案を上げた。

(07/08/21 08:14)




もうマジりんこにオリンピックはちゃんと開催できるのか???
ダルフールチベットとかいうジェノサイド問題以前にこういう環境で大丈夫なの???
まあ観光客も心臓病や喘息の人は危ないって記事もあったしね。
あ、IOC会長自らが懸念を表明してるとかってどうよ?


http://jp.epochtimes.com/jp/2007/08/html/d36777.html
北京五輪:深刻な大気汚染、選手に悪影響の懸念=IOC会長

北京五輪:深刻な大気汚染、選手に悪影響の懸念=IOC会長
 【大紀元日本8月12日】開幕まであと1年を切った2008年北京五輪には、1万人の選手および数百万人の観客が一斉に集まると予測されている。しかし、北京の深刻な大気汚染は、すでに陸上競技または長時間を要する競技種目の選手たちのコンディション影響を与えると懸念し始めている。国際オリンピック委員会(IOC) のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)会長はこのほど、北京市の空気が悪ければ、一部の種目は延期して行う可能性があると示唆した。

 *深刻な北京の大気汚染

 「クリスチャン・サイエンス・モニター」8日の報道によると、開催期間が3週間に及ぶ北京オリンピックは、中国民間ではもっとも縁起が良い2008年8 月8日午後8時8分に開幕する。しかし、息詰まるような北京の大気汚染および夏季の変化しやすい天気で、五輪開幕に少なからず影響を与える可能性があるという。

 北京において、ここ数ヶ月間、車の排気ガス、砂塵および工場の排気はすでに北京市の地平線を覆ってしまっている。北京市で、現在300万台登録されている車は、来年の8月には330万台に上る予測であるという。また、北京における車の排気ガスは、車を運転する中国人の増加に連れて上昇する見込みである。

 大気汚染に関し、世界銀行および中国環境保護局の共同研究では、大気汚染と関連する健康コストは、中国GDPの3・8%であり、すなわち、760億米ドル(約9兆1200億円) になるという。

 *状況によっては、一部の種目を延期する可能性も

 「ウォール・ストリート・ジャーナル」8日の報道によると、IOCのロゲ会長は米国CNNテレビ局の取材に対して、選手の健康を保証することはIOCの主要な仕事であるとし、開催時に空気の品質が良くなければ、試合の時間を改めて設定する可能性はあると示した。ロゲ会長の発言は、北京の大気汚染問題はさらに懸念される。実際、過去において、ヨットおよびボートなどの種目では天候不順のために、試合時間を改めたことがあった。しかし、大気汚染のために試合を改めることは五輪史上初である。

 専門家は、北京の大気汚染は、これまでに汚染問題を抱えたロサンゼルスまたはアテネより深刻であると指摘した。北京は今年6月に、これまでの7年間において、空気の状態は最も劣悪であるとされ、二酸化炭素含量は世界保健機関(WHO)が定めた大気清浄標準より78%も上回っている。IOCはこれまでに北京オリンピック準備作業について、公に指摘したことはなかったことから、ロゲ会長の発言は北京市に対する暗示であるとみられる。

 *選手の北京入りは早めないほうがいい

 ニュージーランド・オリンピック団長デイブ・クリー(Dave Currie)氏および各国五輪関係者は1週間前に北京を訪れた。クリー氏によると、8月7日に、空気品質問題が会議で提出されたという。クリー氏は「問題は、我々には空気にどんな汚染物が入っているのかは分からない。勿論、二酸化炭素一酸化炭素は競技する選手にはよくない」と指摘した。豪州五輪関係者ジョン・コーツ(John Coates)氏は、豪州選手たちに、北京の大気汚染は選手に発病率を高める可能性があるため、北京入りの時期は早めないよう伝えるとした。

 
(記者・田清)


(07/08/12 08:23)


もうね、パリに変更したほうがいいんでないかいヽ( ^▽^)ノ

 
写真は昼でも霧がかかったような天安門広場
北京の大気汚染は深刻=2007年8月6日(TEH ENG KOON/AFP/Getty Images)
昔の写真はきれいな青色の空だったのに。。。