金融政策決定会合

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日銀が今日から金融政策決定会合を開いているんだけど、
先の記事でも書いたようにこの追加利上げをしるのかしないのか、又は下げるのかは見ものだな。
メディアの論調は、ほぼ全てが利上げは見送りとあるけど、僕はこれは当たらないと思うんだな。
要するに日銀は利上げをしるような気がしてならない。。。勘だけどね!
ちょっといい記事があるのでまずこれ読んでくらはい。


http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20070822mh08.htm
日銀ジレンマ 利上げ見送り公算

金利正常化か 国際協調か きょうから決定会合

 日本銀行は22日から2日間の日程で、追加利上げの是非を検討する金融政策決定会合を開く。米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題を発端とした世界的な市場の動揺が収まるのには時間がかかるとの見方が強く、影響を見極めるために利上げを見送る公算が大きい。欧米の中央銀行が信用不安の拡大防止に躍起となる中で、「国際協調」という新たな壁が立ちはだかる。一方、世界の投資マネーのひずみを生んだとする低金利政策への国際的な批判を回避するには、早期利上げで金利の正常化を進めたい。身動きの取れない日銀のジレンマはなお続きそうだ。(五十棲忠史)


決定会合の最大のテーマは、市場を揺さぶった「サブプライムショック」が実体経済にどのような影響を与えるかをどこまで見極められるかだ。日本経済自体は想定通りに緩やかな拡大を続けているとの認識を変えていない。先週半ばまでは、日銀幹部からも「決定会合の当日まで市場の動向を見極め、(利上げ可能との)確信が持てれば利上げする」との強気の声が聞かれた。

 しかし世界的な株価暴落が連鎖し、米連邦準備制度理事会FRB)が17日に公定歩合の緊急引き下げに踏み切ったことで、信用不安の拡大懸念が予想以上に深刻であることが、かえって強調される結果となった。

 当初は8月利上げを予想する声が大勢だった市場関係者の間では、「世界的な市場の混乱はまだ落ち着いておらず、日銀が他国の中央銀行を差し置いて利上げするのは難しい」(農林中金総合研究所の南武志主任研究員)といった見方が広がる。

 市場の関心は早くも9月以降に移っており、「国際的な協調を考えれば、日銀は9月も利上げが難しい」(米系証券)との見方さえ増え始めている。


日銀の福井俊彦総裁が早期の利上げを目指す大きな理由の一つは、日銀が長く続けた超低金利政策が、世界的な投機マネーを横行させ、資産バブルを演出する要因となってきたことだ。

 2001年のITバブルの崩壊以降、欧米の中央銀行も相次いで利下げしたが、その後は利上げに転じた。現在の政策金利は米国が年5・25%、欧州が4・0%まで上昇しており、日本の0・5%と比べれば大きな差がある。

 これらの金利差を利用し、海外のヘッジファンドなどは、低金利の円で調達した資金を外貨に交換して(円を売って)、海外の株式などに投資する「円キャリー取引」を積極的に行い、それが世界的な円安・株高につながっていた。

 サブプライムショックの余波で、リスクのある取引が手控えられ、円キャリー取引は解消の動きが強まっているが、市場が落ち着けば再び活発化するとの見方は強い。日銀にとっても、できるだけ早く金利水準を引き上げておきたいというのが本音とみられる。

 福井総裁が早期利上げにこだわるもう一つの理由は、自身の任期が来年3月で切れることだ。

 03年3月の就任時はゼロ金利政策だったが、昨年7月と今年2月と2回の利上げにこぎつけた。福井総裁は「実質2%程度の成長が続くと考えた場合、年0・5%という金利水準は相対的に非常に低い」と述べており、さらなる利上げへの意欲を隠そうとしていない。


ただ、次の利上げに向けた国内外のハードルは高い。

 FRB欧州中央銀行(ECB)は8月9日以降、市場の動揺を抑えるために、短期金融市場に計40兆円を超える大量の資金を供給。さらにFRB公定歩合引き下げに踏み切り、ECBの9月の追加利上げ観測も後退している。欧米が資金を潤沢に供給する流れが続く限り、金融引き締めにあたる利上げに踏み切るのは簡単ではないためだ。

 頼みの国内経済についても、企業部門こそ堅調だが、1人あたり賃金が低迷し、個人消費は伸び悩んでいる。消費者物価の伸びもゼロ近辺だ。

 自民党の中川幹事長は21日の記者会見で、「日銀の金融政策の変更が、デフレ脱却が達成できなかったことに、どういう影響があったか、説明責任を果たしていただきたい」と注文を付け、日銀の早期利上げをけん制した。
(2007年8月22日 読売新聞)





http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20070822mh07.htm
「あらゆる措置講じる」 FRB議長と米上院委員長会談





これ一時間くらいものすんごく考えたんだけど、まずこれからは円高になっていくと思う。
これは利上げの是非に係わらずそういう風に動くような気がしてならない。
で、FRBは4.5%くらいまで順に下げると思うな。
ヘッジファンドがものすんごい勢いで倒産してるらしいけど、銀行までなると困るから救済でね。

つまり麻酔薬扱いで先送りしる政策。で、ヨーロッパ中央銀行はちょっと下げるだけか変えない予感。
これ考え方次第ではまるっきり大ハズレになるかもしらんけど、責任はもてないからね(笑)
いちおう根拠を書いとくと、FRBがこの前下げたと発表したら欧州各国の株価は爆上げしたよね。
FRB金利は下げるしか手がないと思うから、欧州中央銀行(ECB)は楽できると思う。

で、問題の日銀なんだけど、僕があげると思う理由は将来下げる必要があるから
その前にあげれるだけあげときたいという気持ちが日銀に作用しると思うからだな。
だから上げれば株価は下がるだろうけど、むしろ為替のほうが大事でこれは日銀砲介入作戦で行く。
円高になっていくと書いたけど、これを介入でならにように頑張る気がしるんだな!

そこで問題になるのは、もしかしたら緊急中央銀行蔵相会議とかになったらどういう意見が出るか?
もうそれぞれの中央銀行の独自性よりも協調しようとなるかだな。
アメリカのサブプライム問題の連鎖ってどこまですごいことになるか検討もつかないし
ファンドだけじゃなく銀行・証券会社本体がずっこける可能性を否定できないもんね。

もしかしたらものすんごく見当違いかもだけど、すんごくいやな予感が前からしてならない。
楽観的とか、落ち着いたという報道をみるんだけど、僕が考えるとそんなわけないはずなんだよ!
どう考えてもヤバイとしか思えないんだな。
まるで東電の原発は、絶対に安全ですから心配ないって嘘つかれてるようじゃない?

もう一つ見当違いかもを承知で言えば、アメリカ・欧州・日本以上に中国バブルが怖いんだな!!!!
北京五輪まであと一年なんだけど、昨年からの一年間で中国の株価3倍になってるもん。
アメのサブプライム関連もここからの一年間が正念場だろうし、中国バブル崩壊が重なりそう。。。
だから今からちょうど一年後からもう笑い事じゃない事態になるのが心配になるんだな。

今年の3月だったかに中国発株価暴落が世界規模でおきた。
けど、ちょっと前は中国だけは大丈夫だった。なぜ?
中国の株価が下がると世界は驚愕しるけど、世界が下がっても中国は驚愕しない。わが道を行く(爆)
だけど中国の出す数字はどれもこれも全く信用できないからな~。。。だから怖いけど。

まあなんだかよくわからない話になったけど、ほんとに地獄を見るのは一年後以降だと思うな。
あたらない事をお祈りしとこう(笑)