生きていても幸せになれないなら一緒に死んだ方がいい 自閉症児の母

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なんといっていいかわからないような事件である。
この被告の、「世間では障害者は不幸という見方が強く、生きていても幸せになれないなら一緒に死んだ方がいい」と殺害を決意したという文面を見て絶句した。



http://www.minyu-net.com/newspack/2007072501000601.html
「生きていても幸せでない」(07/25 18:43:30)

 広島県福山市で昨年、自閉症の長男(5)と二男(3)を殺したとして殺人罪に問われた無職泉ひろみ被告(35)は25日の広島地裁奥田哲也裁判長)の公判で被告人質問に答え、「世間では障害者は不幸という見方が強く、生きていても幸せになれないなら一緒に死んだ方がいい」と殺害を決意した心境を話した。

 泉被告によると、二男は知的障害もあり、パニックになると手に負えなかったといい「わたしの養育方法が間違っていたのか」と悩んでいたと説明。一方で「かわいいという気持ちはなくなっていなかった」と言葉を詰まらせた。

 また「夫に助けを求めたが、『おまえの育て方が悪い』と言われた」「自閉症は障害なので薬をのませるものではないのに、母親に『のませろ』と言われ無理解だと思った」と孤立感を深めていった状況を話した。

 奥田裁判長は、弁護側が求めた精神鑑定の実施を決めた。





この↑のリンクを見ると、旦那さんの無理解を感じるんだけど別のソースを見ると印象が変わる。
それでは、そのソース


http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200707240241.html
「育児に悩み邪魔に」 自閉症の2児殺害初公判 '07/7/24

 福山市で昨年、自閉症の長男(5)と二男(3)を殺したとして殺人罪に問われた無職泉ひろみ被告(35)は二十四日、広島地裁奥田哲也裁判長)の初公判で「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 検察側は冒頭陳述で「自閉症の子どもの育児に悩み、障害さえなければよかったと二人の存在を邪魔に思った。周囲の理解のなさを感じ、二人を殺害して自分も死のうと決意した」と指摘。

 弁護側は、当時泉被告はパニック障害うつ病と診断されており、心神喪失心神耗弱の状態だったと主張した。

 起訴状によると、泉被告は昨年十一月六日、福山市の駐車場に止めた乗用車内で、二人の首を手で絞めて窒息死させた。

 二人の遺体を車に乗せ広島県警府中署に自首。事件の八日前には夫から「妻がうつ病で子どもの首を絞めるので心配だ」と県福山こども家庭センターに相談があった。




引用ここまで

僕もこのブログを通じて、自閉症のお子さんをもつお母さんと交流があるんだけど
こういうニュースを見るのはほんと~にせつないです。
周囲の人の理解ってのは絶対条件といっても過言じゃないくらい大事で
それがなければとても育児はできないだろうと思う。
こういう悲劇がおきたというのは哀しすぎます。