Boycott of the Beijing Olympics!

来年の夏に北京オリンピックが行なわれる予定だけど、
ほんと~に開催されるかちょっと疑問に段々と思えてきたな。
先日も、メイン会場の建設会社がどうたらとかいうのもあったし
この記事のトラバにもあるようなダルフールにおける中国政府の対応とかね!

この北京五輪で中国は
「One World, One Dream(ひとつの世界、ひとつの夢)」
というスローガンを掲げているけど、これがまたどこがやねん!という気がしる。


この記事は5月11日とちょいと古いけど全文を
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070511/chn070511001.htm
「中国はダルフール虐殺を支援」 米下院108人、五輪ボイコット警告
【ワシントン=古森義久】米国議会下院の議員108人が9日、中国の胡錦濤主席あてに書簡を送り、スーダンダルフールでの虐殺を続ける勢力への支援の停止を求め、中国側が十分な対応をしない場合には2008年の北京五輪のボイコットにもつながると警告した。同下院では有力議員が8日にも本会議で同じ理由により北京五輪ボイコットに同調する演説をしており、米議会での対中非難が高まってきた。

 胡主席あての書簡は下院外交委員長のトム・ラントス議員らによって署名され、「ダルフールではスーダン政府と同政府に支援された民兵組織により民間人数十万が虐殺されているが、中国はスーダン政府に巨額の援助を与え、武器を売却し、虐殺を阻止するための措置をとっていない」と述べ、中国政府が事態を放置する場合は北京五輪に重大な支障が起きて、その催しが「ジェノサイド(大量虐殺)五輪」になってしまうとして、北京五輪のボイコット呼びかけの可能性をも示唆した。

 ダルフール虐殺に関しては下院の8日の本会議でも共和党の有力議員アラン・ウルフ氏が中国政府の「共犯」を非難して、北京五輪ボイコット運動への同調を表明する演説をした。ウルフ議員は有名女優のミア・ファローさんの北京五輪阻止論を紹介し、「中国は『一つの世界、一つの夢』というスローガンの下に北京五輪開催の準備を進めているが、ダルフール大量虐殺という『一つの悪夢』が存在するのだ」と述べた。

 同議員が紹介したのはファローさんが現地の視察を下に3月28日付ウォールストリート・ジャーナルに「ジェノサイド五輪」と題して発表した論文。同論文は「ダルフールではすでに40万人が殺され、250万が居住区から駆逐されたが、中国政府はその実行者であるスーダン政府を全面支持してきた」と中国を非難し、その詳細として(1)中国政府は国有の中国石油を通じてスーダンの石油の大部分を買い、スーダンの石油生産企業集団2つの最大株主となっている(2)スーダン政府は中国との石油取引からの収入の80%以上を虐殺を実行するアラブ人の民兵組織「ジャンジャウィード」用の兵器購入にあてている(3)同民兵組織やスーダン政府軍が使う爆撃機、攻撃用ヘリ、装甲車、小火器などの兵器はほとんどが中国製(4)中国は米英両国が推進する国連平和維持軍のダルフール派遣に一貫して反対してきた-と報告した。

 ファローさんは同論文の中でとくに「中国政府は人権弾圧で国際的非難を浴びることには平然としているかもしれないが、北京五輪の開催だけは最重視するので、そのボイコットの動きには最も敏感となるだろう」と論じた。ウルフ議員もこうした趣旨を紹介し、自分自身の北京五輪開催への反対論を明確に打ち出した。

(2007/05/11 07:18)


そして今月半ば頃に、イギリス外相が中国を訪問してるんだけど中国の外相は、
ダルフール問題は影響ないって言ってる。
えらく強気にでたもんだと僕は思ったんだけどね。


http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/070528174229.apgr826e.html?C=S
ダルフール問題などで中国と直接協議へ=欧州諸国、ASEM外相会合で

http://jp.epochtimes.com/jp/2007/05/html/d26901.html
国際的非難の中、中露が対スーダン武器輸出


他にも、国境なき記者団(Reporters Without Borders)は、すでにインターネットサイトなどを通して、北京オリンピックのボイコットを提案しているし、
チベット問題もある。
昔に書いた記事で、巡礼者を狙撃してる映像で世界を驚かしたし、その実態を知らしめた。



僕は、個人的にはボイコットはせずに開催してもいいと思ってる。
開催してもしなくてもどっちでもいい。
ボイコットを圧倒的多数の国がしれば、それはそれで大変結構な事なので、それで賛成しる。
しかし、開催して多くの国の一般の方が中国を広く見聞してほしいとも思う。

中国政府がいかに統制を厳しくしても、絶対に無理があるからね。
昔の中国みたいに外国人居留区とかだけをうまく丸め込むとかはできないだろう。
中国の一般国民は、世間で言うほど僕はひどくないって思ってるけど
あれだけ多くの人がいれば隠せないだろうし、中国人民の実態を世界が知るのは今後の為になると思う。

それから外圧で外交方針を中国政府は変えるのは、何よりメンツを大事にしる人達だから
これが素晴らしくいい外交カードになると思うんだな!
例のガス田の問題やら、わけわからん食べ物や薬などの輸入の問題とか全部ね。
まあ日本の無能な外務省がどこまで頑張れるかは???だけど、大チャンスってわかってるかな~?

アメリカのテレビ局が莫大な放映権のお金を払うらしいけど、ここが払わなかったら?
まあアメリカ政府の意向は相当に反映されるだろうし人権に厳しい欧州も問題視しだしてる。
台湾独立宣言っていう可能性もあるし、中国がどう出るかは興味深い事になってきた。

一つの世界、一つの夢ってのは、
一つの中国(世界制覇の中華思想なのか、台湾も中国って意味か)
一つの夢(それを叶えたいだけ)
かもしれやんけど、この対応を誤ると、世界を敵にしることになるだろうな~!

ま、この北京五輪ボイコット運動はこれからだんだん盛り上がっていきそうだな~(^o^)
どうなることやらだな!

皆さんはどう思いますか?