１０時からの世界
私にはパパがいなかった。
正確に言えば、途中まで居たんだけど、現在ではそう呼べる人はいない。
話せば長くなるけど、哀しい事にいないという現実は、どうあがいても変わらない。
だけど、パパと呼べる人が出来たんだよ。
これからそのお話を書こうと思う。
ママに初めてパソコンを買ってもらってから、インターネットにはまった。
勉強でも役に立ったけど、寂しがりやで引っ込み思案な私には
もう神様が与えてくれた最高のプレゼントだったんだよ。
そして学校のお友達以上に何でも話せるお友達ができたのが嬉しかった。
チャットっていう会話ができるようになったからなんだけど
仲良くなったのは、大学生の男の子達がやってる競馬のサイトだった。
競馬の事なんか全然知らなかったんだけど、恋愛相談とか学校の出来事、
たまには勉強も教えてもらったりしてちょっぴり尊敬した面もある。
夜の１０時くらいになると、そのチャットルームに行くことが毎日たまらなく楽しかった。
学校で同級生からのイジメみたいな環境からここでは一変して楽しい時間だから。
ほんとに何でも話せるお友達っていうのがほしくほしくてたまらなかった。
でも、どうしても同級生の子達とは上手くやれない私がいる。
何故、上手くやれないのか？私がわがままだからなんかじゃないんだよ。
理由なんて誰にもわかりっこないんだ。
きっとだけど、いじめてる側にも理由なんて言えるものはないと思う。
どうせもうすぐこの中学ともおさらばだし、早く高校生になりたいとしか思わない。
だけど、中学生の私には大学生の男の子達とここで楽しくお話ができるし
学校での鬱憤を存分に晴らして楽しく過ごせてるだよ。
そうすると段々だけど、同級生の子と話す内容がとてもつまらなくなるんだ。
そしてさらに学校で私は孤立していくんだけど、これが不思議な事に全然淋しくならないんだな～。
テレビや新聞では社会問題なんだろうけど、私にとっても人事じゃないんだけど
私は全然困ってない。それは、この夜１０時からの時間があるからなんだよ。
会った事もない人達を毎日会う同級生よりも信頼してるって変かもしれないけど
実際問題として、私が信頼してるって思ってる事がね。
そんな楽しい時間なんだけど、時には管理人の大学生さん以外な人もやってくるんだ。
そこで初めて私はその人とお話をして、その人をパパと呼ばせてもらうことにしたんだね。
どうしてパパじゃない人をパパと呼ぶようになったのかだけど、
パパがほしかったんだ。パパは、パパになってくれたんだよ。
ママと二人でずっと過ごしてきたし、ママの仕事の都合で引越しが多かったりして
どうしてもお友達も少なかったし、内気な性格もあって学校になじめない事も多かった。
家族って、やっぱりパパとママがいて私がいないとなんだか物足りない。
現実にパパが居てくれたら…って思う時もやっぱりあるんだ。
だけど、この１０時からの世界には、パパがいてほしい。いてもいい世界なんだってね。
いろんなお話をしてみると、子供の私にもわかる様にいろいろお話してくれるし
さすが大人だな～って、ママの事も尊敬してるけど、ママとはやっぱり視点が違う。
それはパパと呼ぶに相応しい人だと直感で感じたんだよ。これは、間違いない！ってね。
理屈じゃなくパパはパパって私が素直にそう呼べる人だったんだ。
パパは、ちょっと身体の具合が良くなくて今は自宅で療養してるみたいなんだ。
で、パソコンしてて偶然にこの大学生君のサイトで私と運命の出会いをしたんだね。
私が、中学生って言ったら、びっくりして驚いたみたいだけどね。
パパは、病気の事で離婚したばかりみたいでとっても寂しくて、
だけど娘ができたと、とても喜んでくれたんだよ。
常識で考えれば、かなり馬鹿馬鹿しい親子なのかもしれないけど
私とパパにとっては、そんな事は全然気にならないくらい素晴らしい親子なんだな。
血が繫がってないからって、親子な関係な人達は実際にたくさん居るし
私達はちゃんと意志の疎通が出来てるし、隠し事もしないで何でも相談できてる。
そういう事がちゃんとできてない血のつながった親子なんかよりも
親子らしい親子だとほんとにそう思うくらい、てか親子なんだよ！
別にわかってもらえなくてもいいんです。
わかってもらいたくて書いてる訳でもないからです。
私には、パパと心から呼べる人が同じ世界で現実に生きてるって事実が大事なんです。
会わなくても、いつでも１０時になればお話、相談できるんです。
私の年頃になると、パパとなんかみんな誰も話さない。
だけど、私はパパと何でも、どんな事でもお話できる。
分からない事は、なんでも聞けるし、そして誰よりも親身になって聞いてくれる。
そういう関係を、わかってもらえなくても全然構わないです。
まず、私の事を書こうと思う。
中学３年生で、どこにでもいる普通の子。
得意技は、ピアノだけど、最近は受験勉強もあってあまり弾けてないな。
成績は、取り立てていいわけでもなく、悪い訳でもない。
ん～、ほんと普通の目立たない子としか書き様がないけど、ほんとだから仕方ない。
あ、ネットを介してだと、恐ろしく素直な気持ちで書き込みが出来るのは何故だろう？
実生活では、こんなに難しい事はないなって思っちゃうけど、不思議だね。
少し、周りより大人びてるのかもしれないし、正直言えば、あんまり気にしてもないけど。
正確に言えば、途中まで居たんだけど、現在ではそう呼べる人はいない。
話せば長くなるけど、哀しい事にいないという現実は、どうあがいても変わらない。
だけど、パパと呼べる人が出来たんだよ。
これからそのお話を書こうと思う。
ママに初めてパソコンを買ってもらってから、インターネットにはまった。
勉強でも役に立ったけど、寂しがりやで引っ込み思案な私には
もう神様が与えてくれた最高のプレゼントだったんだよ。
そして学校のお友達以上に何でも話せるお友達ができたのが嬉しかった。
チャットっていう会話ができるようになったからなんだけど
仲良くなったのは、大学生の男の子達がやってる競馬のサイトだった。
競馬の事なんか全然知らなかったんだけど、恋愛相談とか学校の出来事、
たまには勉強も教えてもらったりしてちょっぴり尊敬した面もある。
夜の１０時くらいになると、そのチャットルームに行くことが毎日たまらなく楽しかった。
学校で同級生からのイジメみたいな環境からここでは一変して楽しい時間だから。
ほんとに何でも話せるお友達っていうのがほしくほしくてたまらなかった。
でも、どうしても同級生の子達とは上手くやれない私がいる。
何故、上手くやれないのか？私がわがままだからなんかじゃないんだよ。
理由なんて誰にもわかりっこないんだ。
きっとだけど、いじめてる側にも理由なんて言えるものはないと思う。
どうせもうすぐこの中学ともおさらばだし、早く高校生になりたいとしか思わない。
だけど、中学生の私には大学生の男の子達とここで楽しくお話ができるし
学校での鬱憤を存分に晴らして楽しく過ごせてるだよ。
そうすると段々だけど、同級生の子と話す内容がとてもつまらなくなるんだ。
そしてさらに学校で私は孤立していくんだけど、これが不思議な事に全然淋しくならないんだな～。
テレビや新聞では社会問題なんだろうけど、私にとっても人事じゃないんだけど
私は全然困ってない。それは、この夜１０時からの時間があるからなんだよ。
会った事もない人達を毎日会う同級生よりも信頼してるって変かもしれないけど
実際問題として、私が信頼してるって思ってる事がね。
そんな楽しい時間なんだけど、時には管理人の大学生さん以外な人もやってくるんだ。
そこで初めて私はその人とお話をして、その人をパパと呼ばせてもらうことにしたんだね。
どうしてパパじゃない人をパパと呼ぶようになったのかだけど、
パパがほしかったんだ。パパは、パパになってくれたんだよ。
ママと二人でずっと過ごしてきたし、ママの仕事の都合で引越しが多かったりして
どうしてもお友達も少なかったし、内気な性格もあって学校になじめない事も多かった。
家族って、やっぱりパパとママがいて私がいないとなんだか物足りない。
現実にパパが居てくれたら…って思う時もやっぱりあるんだ。
だけど、この１０時からの世界には、パパがいてほしい。いてもいい世界なんだってね。
いろんなお話をしてみると、子供の私にもわかる様にいろいろお話してくれるし
さすが大人だな～って、ママの事も尊敬してるけど、ママとはやっぱり視点が違う。
それはパパと呼ぶに相応しい人だと直感で感じたんだよ。これは、間違いない！ってね。
理屈じゃなくパパはパパって私が素直にそう呼べる人だったんだ。
パパは、ちょっと身体の具合が良くなくて今は自宅で療養してるみたいなんだ。
で、パソコンしてて偶然にこの大学生君のサイトで私と運命の出会いをしたんだね。
私が、中学生って言ったら、びっくりして驚いたみたいだけどね。
パパは、病気の事で離婚したばかりみたいでとっても寂しくて、
だけど娘ができたと、とても喜んでくれたんだよ。
常識で考えれば、かなり馬鹿馬鹿しい親子なのかもしれないけど
私とパパにとっては、そんな事は全然気にならないくらい素晴らしい親子なんだな。
血が繫がってないからって、親子な関係な人達は実際にたくさん居るし
私達はちゃんと意志の疎通が出来てるし、隠し事もしないで何でも相談できてる。
そういう事がちゃんとできてない血のつながった親子なんかよりも
親子らしい親子だとほんとにそう思うくらい、てか親子なんだよ！
別にわかってもらえなくてもいいんです。
わかってもらいたくて書いてる訳でもないからです。
私には、パパと心から呼べる人が同じ世界で現実に生きてるって事実が大事なんです。
会わなくても、いつでも１０時になればお話、相談できるんです。
私の年頃になると、パパとなんかみんな誰も話さない。
だけど、私はパパと何でも、どんな事でもお話できる。
分からない事は、なんでも聞けるし、そして誰よりも親身になって聞いてくれる。
そういう関係を、わかってもらえなくても全然構わないです。
まず、私の事を書こうと思う。
中学３年生で、どこにでもいる普通の子。
得意技は、ピアノだけど、最近は受験勉強もあってあまり弾けてないな。
成績は、取り立てていいわけでもなく、悪い訳でもない。
ん～、ほんと普通の目立たない子としか書き様がないけど、ほんとだから仕方ない。
あ、ネットを介してだと、恐ろしく素直な気持ちで書き込みが出来るのは何故だろう？
実生活では、こんなに難しい事はないなって思っちゃうけど、不思議だね。
少し、周りより大人びてるのかもしれないし、正直言えば、あんまり気にしてもないけど。
