北朝鮮、地下核実験実施

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北朝鮮が地下核実験をどうやら成功させたようだけど、ちょっと考えてみた。
これは正式に発表があって実施したんだけど、
僕は、ここまで日本の視点でしか金正日を見てこなかったように思ったんだな。
だから、ミサイル乱射の前からもうマジにヤバイと思ってきた。

だけど、この地下核実験を実施したというのを聞いて、なにか間違ってるんじゃないかと思った。
それは、推理小説で犯人を読み違えてたのに今更ながらやっと気がついたように感じる。
今から書くことは、多くの人にお前はアホか!と言われそうだけどまあいわれてもいいや。

まず、北朝鮮という国がもう相当に疲弊して国民が飢えて大変であるというのは間違いない。
ここで、今までの僕は読み違えていたように思うんだな。
つまり援助狙いという見方をどうしてもしてしまう。
さらにアメリカに攻撃されない程度の瀬戸際外交の巧みさを考えてきた。

だけど、これは違うんじゃないかと!
金正日の最終目標というのを先に考えて、そこから逆算してみるとどうなるか?
要するに、北朝鮮という国は、もう一国の自力では持たない。
そうしると、事は簡単で韓国と北主導で統一すればいいという結論になる。

統一朝鮮(元首が金正日)というのを成功させるために何をどういう順番でしるか!ではないか?
ちょっと前に確かこういう発言があったと思う。それは、
『韓国は、北朝鮮の軍によって守られてる』ってのだな。
これを聞いた時に、アホか(嘲笑)と、思ったんだけど、今は本気で言ってたんだと思う』

そうすると、北は韓国に攻め込めない。貴重なインフラを壊してしまうとその後が大変だからだ。
で、邪魔なのは在韓米軍という事になる。これがいたら、統一後に上手く行かない。
さらに、統一するまでにアメリカに攻撃させない外交と脅しがいる。
まともに戦争したら、アメリカに勝てるわけないしやりたくもないだろう。

韓国は太陽政策で北にかなり譲歩してきてる。援助もたくさんあげてる。
あげくに在韓米軍縮小や戦時統帥権の返還というのを求めてる。
核を持った北朝鮮という国がソウルや東京に核落とすという脅しがきく。
そうなると、アメリカはなかなか攻撃できないんじゃないか。

先にミサイルのテストして、されどもアメリカには届かないというレベルで
今度はちゃんと核を持ったと証明したんだから、
ものすんごく考えて計算してるように見えてしかたない。
だから、保有してる核の威力を証明しる為に、次回も今回より大きい規模でやると思う。

そうなると次の手は、韓国政府と統一に向けての条件闘争な気がしる。
いきなり統一は絶対に無理があるだろうから、これも相当に時間がかかるけど
まず朝鮮戦争終結協定・経済交流活性化・連邦国家建設という段取りなんじゃないかな。
そして最後に統一朝鮮という国家で元首(国王:金正日)総理が韓国の人になるんでないか!

これなら北朝鮮の国民がどれほど飢えて死んでいっても統一の足かせにならないし、むしろ楽な話だし
圧倒的な軍人の数さえ確保してれば戦略的にはそれでいい事になる。
問題は、中国とロシアという国なんだけど、これは統一しるまでは適当にやればいい。
こう考えると、金正日は、ほんとは賢いのかもしれんけどね。。。

これから安保理決議がないと、アメリカも攻撃はなかなかできないと思う。
中東の件もあるし、もうじき中間選挙もある。
どさくさまぎれにしても、絶妙なタイミングで核実験した事になる。
相変わらず、対話で解決というのはもう無駄だと思うけどな~。

僕としては、もうかねて述べてるように、日本も核武装をここで宣言すべきだと思うな。
インドとパキスタンがそうであったように、日本も、もう持たないと自衛できないと思う。
核はお互いに持ったらそうそう簡単に撃てないからね。持ってるという事実が自衛になる。
中国・ロシア・北朝鮮と隣国が持ってるんだから、もうないでは済まないよ!

阿部総理には、憲法改正と共に核武装してもらいたいと僕は考えます。
攻撃されてからじゃ手遅れなんだから、国民を守るために決断しる時だと思いますだ!


http://www.sankei.co.jp/news/061009/kok009.htm
北朝鮮が「地下核実験」 朝鮮半島に重大局面 
 
 【ソウル=久保田るり子北朝鮮朝鮮中央通信は9日午前、「われわれの科学研究部門は、地下核実験を安全に成功裏に実施した」と発表した。聯合ニュースは、国防省当局者の話として、同日午前10時36分(日本時間同)に実施されたと報じた。韓国地質資源研究院は同日、同地域でマグニチュード(M)3・58から3・7規模の地震波を観測した。

 盧武鉉・韓国大統領はただちに安全保障閣僚対策会議を招集、情報収集と対応に入っている。国連安保理の議長声明を無視した形の核実験強行であり、朝鮮半島情勢は重大局面を迎えた。

 韓国はじめ周辺国による分析によると、地下核実験は同国北東部の咸鏡北道花台郡舞水端で行われ、プルトニウム型核爆弾とみられる。放射能汚染の状態は不明だが、AP通信は放射能漏れはないと報じた。朝鮮中央通信は実験が「科学的で綿密な計算により行われた」とし、「放射能流出のような危険は全くない」と報じている。

 北朝鮮は、今月3日の「核実験宣言」にも米国が「無条件の6カ国協議復帰」の原則論を崩さず、2国間対話に応じないことから、強硬な示威行動に出たものとみられる。

 韓国、米国、日本、中国など周辺国はただちに実態把握のため緊密な連絡体制をとるとともに国連安保理でこの問題を協議する方針だが、国際社会の非難と制裁強化は確実な情勢だ。

 北朝鮮は昨年2月に「核保有宣言」を行い、今年7月には運搬手段である弾道ミサイルテポドン」をはじめミサイル発射を実施、「核とミサイル」の対米戦略を強めてきた。核実験によって「核保有国」であることを既成事実化し、「体制保証」などを求めて今後の対米交渉で大きな交渉力とするもくろみだ。だが、米国はじめ6カ国協議関係国はこうした北朝鮮の「核クラブ入り」は決して容認せず、核の全面放棄を求めており、関係国がどのような形で北朝鮮核問題に取り組むかをめぐっては厳しい対立が予想される。

 米国はこれまで、北朝鮮の核問題が悪化した場合、「追加的措置」「より強硬な措置」を取ることを表明してきた。今後、国連安保理決議による経済制裁など一段と強い制裁に入る可能性が高く、こうした制裁を北朝鮮は「宣戦布告」と位置づけていることから、核実験を契機とした核危機が軍事的威嚇行為を伴う危険水域に入る可能性もある。

 北朝鮮は2003年1月、核拡散防止条約(NPT)からの脱退を宣言しているが、NPT加盟国が脱退を経て核実験を行い「核保有国」となったのは北朝鮮が初めて。核管理の国際的な枠組みを再構築する必要性が改めて浮き彫りになった。

 核保有国は米英仏露中の国連安保理常任理事国の5カ国とインド、パキスタンの2カ国の計7カ国。イスラエルは公式には認めていないが、すでに核を保有しているとみられている。南アフリカは1990年までにすべてを解体した。

 ■北朝鮮核兵器 北朝鮮旧ソ連の支援で1950年代後半から核開発に乗りだし、80年代から独自開発した実験用黒鉛減速炉を稼働させるなど本格化。北朝鮮保有する核兵器の個数や種類は不明だが、米政府などの情報によると、長崎に投下されたのと同じプルトニウム型の原爆数個を保有しているとみられる。北朝鮮は2003年10月に使用済み核燃料棒約8000本の再処理を完了と表明、05年5月にも新たな使用済み核燃料棒の取り出しを終了したとしており、米シンクタンク核兵器4―13個分のプルトニウム保有と推測している。

               ◇

≪朝鮮中央通信報道の全文≫

 全国すべての人民が社会主義強盛大国建設で一大飛躍を創造していく活気あふれる時期に、われわれの科学研究部門は十月九日、地下核実験を安全に順調に行った。

 科学的計画と綿密な計算により進められた今回の実験では、放射能流出のような危険が全くなかったということが確認された。

 核実験は百パーセント、われわれの知恵と技術に依拠し進められたもので、強力な自衛的国防力を熱望してきたわが軍隊と人民に大きな刺激と喜びを抱かせる歴史的出来事だ。

 核実験は朝鮮半島と周辺地域の平和と安定を守るのに寄与するであろう。(共同)

               ◇

 北朝鮮核問題をめぐる主な動きは次の通り。

1994年10月21日 米朝枠組み合意に調印。北朝鮮の主要核施設凍結

2002・10・16 北朝鮮がウラン濃縮型核開発計画を認めたと米発表

    12・12 北朝鮮が凍結した核施設の再稼働宣言

  03・1・10 北朝鮮核拡散防止条約(NPT)脱退宣言

     4・23―25 北京で米朝中3カ国協議。北朝鮮が米国に「核保有」表明

     8・27―29 北京で第1回6カ国協議

  04・2・25―28 第2回6カ国協議

     6・23―26 第3回6カ国協議

  05・2・10 北朝鮮が外務省声明で核兵器保有を公式宣言

     9・19 第4回6カ国協議で共同声明採択

    11・9―11 第5回6カ国協議、休会

  06・7・5 北朝鮮弾道ミサイル連続発射

       15 国連安全保障理事会が非難決議採択

    10・3 北朝鮮が外務省声明で核実験を行うと表明

       6 安保理が「深い憂慮」を表す議長声明採択

       9 朝鮮中央通信が、北朝鮮が核実験実施と報道 (共同)

(10/09 15:21)