香の魔法使いさん♥(・∀・)♥

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子供の頃、警察犬のドラマを見ていた私はちょっと驚いた事があったんだ。
それは、警察犬がにおいをかいで犯人を見つけるという
誰でも知ってると言えば知ってる内容なんだけど
子供の私には驚きだったんだ。

犬がにおいに敏感って初めて知ったからだ。
そうか~、犬は鼻がいいんだぁ~!
なんて素直に感動したりしたんだけど
それは、私もとっても鼻がよかったから。

みんな同じだと思ってたんだけど、どうもみんなとちょっとちがうぞっ!
って知ったのは、中学生くらいになってからだった。
教室で、目を瞑って座っていても好きな男の子が入ってくるとわかるんだ。
なんていうか、見なくても来たってわかる!

それは、私だけの特別な能力だって知ったんだよ。
田舎で育って、いろんな木や花の匂いっていうか香りっていうか
今じゃ都会に出てきてそんな匂いもしないけど
たまにお花屋さんへ行くと、とっても幸せな気持ちになるんだ。

今までに大好きだった男の子達の匂いなんて忘れないんだよ。
そんな話を友達にした時に、怪訝な顔されて
あ、しまった(゚д゚lll)! って思ったこともある。

知らないない内に、くんくんと匂いをかいだりしてる自分が可笑しい(^o^)
だから、ここという時に私は目を閉じて匂いで判断しるんだ。

昔、彼氏にそういったら、笑われたんだ。
で、彼氏はこう言ったんだよ。
『目は口ほどにものを言う』ってね。

だから、判断は目を見てからしるんだってね。
でも、私は心の中でこう言ったんだよ。
『恋は盲目なんだから、見えてないよ』ってね。

だけど、そんな事言ってもね~。。。
私は、やっぱりいい匂いがしる人だな。
それは、ラベンダーだったりいろいろだけど
やっぱり子供の頃から好きだった匂いのしる人かな(✪ฺܫ✪ฺ)


年頃の女になってからもそれなりにいろんな人とお付き合いしたんだけど
どうもしっくりした匂いの人とは巡り会わなかった。
もう同級生は結婚して子供いたりしる子もしるけど
私は、ぴったしくる匂いな人に出会うまでは妥協したりしないって誓ってた。

そんなある日、会社にその人は現れたんだ!
その時、私はパソコンに向かってたんだけど
ドアが開いてその匂いの人が入ってきたんだ。

ん???、この匂いは!!!!
キタ――♪ o(゚∀゚o) (o゚∀゚o) (o゚∀゚)o キタ――♪ って表現したらいいのかな?
慌ててその匂いの人を目で探したんだよ。

そしたら、な・なんと若いじゃないの(x_x;)シュン\(^O^)/  オワタ
どう見ても、私よりは相当に若い。。。
でも、これこそ私の求めてた男、いや匂いというべきか!

それから何度かその人が会社にくるようになって
奥手な私はやっとお話しるような間柄になれたんだ。
ついに私にも春が来たのだ ∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい♪

今度こそは、匂いの秘密を守らなくては!
そう思ってたんだ。

しかし、また私はやってしまったのだil||li _| ̄|○ il||li
お酒飲みに行った時に、不覚にもちょっと酔ってしまって。。。
バレてしまったのだ。( ・ェ・ )

まさに、人生\(^O^)/  オワタというくらいショックだったのさ。
(´・ω・`)ショボーン としてして、もう帰ろうと思ったその時に
彼が『あ、実は俺もそうなんだよ』って言ったんだ。

(゚Д゚)ハァ? ▽・ェ・▽?今の言葉はどういう意味だ?って考えたその刹那
『だから、俺もそうなんだよ』って
私は( ゚д゚)ポカーンとしてから『えっ?、もしかして、同じなの?』
『いや~、びっくらしたよ(笑)』

この瞬間、私は神様仏様阿弥陀様に閻魔大王様を始めとしてみんなに感謝したのは言うまでもない!
『じゃあ、初めて会社に来たとき、私の匂いわかったの?』
『うん、あ、この匂いだって!誰だろうって探したんだよ』

うんうん、その気持ちわかるよ!
30を目前に私は見つけたけど、貴方は20そこそこで見つけるとは!
『で、なんで言ってくれなかったのよ!』

『そんな事言えないよ!』
『確かにね~、言えないわね~』


それから私たちは初めてのちゃんとしたデートを約束したんだ。
題して、【いい匂いを求めるデート】♥(・∀・)♥
こんなおもろいカップルはこの世で私達だけかもしれない。
けどね、こんなに幸せなカップルもいないと思うんだ。

匂いって見えないでしょ。
でもね、私達にはわかる。
匂いが見えるっていうか

それは、今まではとっても不幸だと思ってたんだ。
だけど、そうじゃない。
やっとそうじゃないってわかったんだよ!

目を閉じて匂いだけで全部わかるんだよ!
私たちには隠し事もできないし、しなくてもいいんだ。
好きって言ってもらわなくてもわかるんだよ=*^-^*=にこっ♪

まるで魔法みたいなんだ♪
匂いの魔法使いさんなんだp(*^-^*)q

いつの時代も魔法使いは迫害されてきたけど
ちゃんと最後には魔法使いにも幸せはやってくるんだよ。
じゃないと



魔法使いの一族いなくなっちゃうじゃんね♪