東京優駿の思い出

もう今日は酔っ払ってるので意味不明かも?
子供の頃から父親が競馬大好きだったせいかほんとにテレビの競馬はよくみてた。
記憶にあるのはシービーくらいからかな?

個人的に一番感動したのはミホノブルボンが勝ったダービーです。
しかし勝ったブルボンより負けたライスシャワーに深く感動したんです。
もちろん勝者のブルボンに尊敬の念はあります。でも敗者の美学といいますか・・・
この当時に僕は大型電器店のテレビでグリーンチャンネルをよく見てました。貧乏なんで・・・
たまたま2才(当時は3才)のオープン特別のレースを勝ったのがライスシャワーでした。たいした勝ち方でもなく印象としてちっこいけどなんか根性ある馬だなと・・・記憶の片隅に残ったんです。
その後皐月トライアル、皐月、NHK杯と見るも無残に惨敗してました。そしてダービーです。この年はミホノブルボンという無敗のチャンピオンがいました。ブルボンは毎レース距離不安をいわれながらも無敗で皐月まできました。僕の中では強い!という感じはあまりしてなかったんです。勝ち方が何となく淡白な感じなんでどうしても強い!という気は皐月まではしませんでした。

前年にトウカイテイオーというこれまた名馬(これも大好き)は強い!というイメージが強烈だったせいかもしれません。ダービーは圧巻でした。
ダービーの新聞を見ながらブルボンを消す理由もなく(だいたい圧倒的1番人気)相手を考えてたときにふっとひらめいたんです。あのちいさな馬ライスシャワーです。
そしてあの記憶がよみがえったんです。しかし成績は悲惨なものでした。この馬連は3万近い大万馬券だったけど僕は自分の感を信じて賭けることにしたんです。
このレースは痺れました!ブルボンは初めて僕に強いと思わせる勝ち方で後続に影もふませずさらに突き放すというまさに王者の貫禄でした。距離不安を言ってたのは誰?というくらい素晴らしく強い勝ち方でした。しか~し、ほんとに痺れたのは2着3着争いです。
競馬史的には意味があまりないかもしれませんがここに勝負の醍醐味をみたんです。ライスは前前の競馬で2番手を死守してましたがそこに天才田原のマヤノなんとか(ちがうかも)が猛然とおいこんで一旦はライスを交わしたんです。そこからライスが、な、なんと差し返してそこが栄光のゴールだったんです。

この直線の叩き合いこそ競馬です。僕はこの根性に感動したんです。まさに一目惚れに近い感覚でした。このレースにほんとに深く深く感動しました。そしてライスという敗者に尊敬の念を覚えたんです。

かつてダービーで小島太がサクラの馬でオーナーの恩にこたえるために差し返したことがありましたが、あれは小島太の執念がさせたもでした。しかしライスは的場のそれではなくまさにライスの根性だったと思えてならない。(アホだとおもってもいいです)
僕は競馬の素晴らしさを、初めてライスという馬に教わった気がしたのです。ちなみに最強の法則という本のテレカのライスの僕はあたってもってます。もちろん家宝です!p(*^-^*)q応募したのもこれだけで当たったのも当然これだけです。

僕の人生のなかでも素敵なドラマのひとつです。

そして今日、第72回の日本ダービーがおこなわれます。
あのときのテイオー、ブルボン以上の単勝支持率をディープインパクトがしたがえて
ターフに登場します。これから競馬を始める若い人達に語り継がれるようなレースになってほしい。
そして全馬とも勝利に向かってもてる力を存分に発揮してここにでられなかったお馬ちゃんのためにも
がんばってほしいものです。

ステキなレースになることを期待します。

最後までよんでくれたみなさんへ    ありがとん♥(・∀・)♥