米政権、イラン核施設などへの空爆計画

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この手の内容の記事が発表されるというのは、別に驚きもしないけど
ブッシュ大統領の支持率低下が主な要因だと思うし、ある意味観測気球な気がしるな~!
とりあえず、読売と産経の記事
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060408it16.htm?from=top
米政権、イラン核施設などへの空爆計画策定に本腰
 【ニューヨーク=大塚隆一】米誌ニューヨーカー(電子版)は8日、ブッシュ政権が米軍によるイラン国内での極秘の情報収集活動を活発化させるとともに、核施設などへの空爆計画の策定に本腰を入れ始めたと報じた。

 調査報道で知られるセイモア・ハーシュ記者が米政府関係者などの話として伝えた。

 同誌によると、ホワイトハウス国防総省の内部では、選択肢の一つとして、B61―11と呼ばれる地中貫通型の戦術核兵器の使用を本格的に検討すべきだという声も出ている。しかし、米統合参謀本部は核使用を選択肢に加えることに強く反対しており、一部の高官は抗議の辞任も考えているという。

(2006年4月9日1時6分  読売新聞)

http://www.sankei.co.jp/news/060409/kok001.htm
イラン空爆計画の策定加速  米誌報道 
 
 【ワシントン=有元隆志】米誌ニューヨーカー(電子版)は8日、核開発疑惑のあるイランに対し、米軍が空爆計画を急いでおり、すでに攻撃に備え部隊をイラン国内に潜入させていると報じた。

 潜入した部隊は、空爆の精度を高めるため情報収集活動をしているという。攻撃目標としては、ウラン濃縮関連活動を行っている中部ナタンツなどが挙がっており、同誌は地中貫通型核B61-11の使用も検討されているとしている。

 ただ、イランは米軍の攻撃に備え、核施設を地下に建設しているほか、国内各地に分散させているなど攻撃目標を絞りにくいとの問題点がある。さらに、米軍が攻撃に踏み切った場合、世界各地で米国民や米関連施設へのテロ攻撃が行われるとの見方も強い。

 このため、同誌も政権内で空爆に対する反対論が根強く、なかでも核攻撃を行うことについては、統合参謀本部の一部の高官が辞任も検討するなど、意見が分かれていると伝えた。

(04/09 00:17)  

このバンカーバスターという地中貫通型核兵器の件は前にも書いたけど、
世界世論の反対する中で、こんなもんをそうそう簡単にはつかえないと思うな。
アメリカのいう危機というものだけど、このレベルではとてもそうだとは思えない。

だいたい、こんな大事な話がいくら有能である記者さんにでも、漏れるのはおかしいし、
漏れても記事にはならないだろうと思えるんだな。だから、これはとりあえず言ってみたという事だな。
ブッシュ大統領の支持率低下(30%台)は、日本にとって非常に憂慮すべき事態だけど
こんな計画に日本は断じて参加するわけにはいかない!

先制核攻撃なんかには、日本国民は大反対に決まってるし、イギリスだってそうだろうと思うな。
問題は、イスラエルは、やるかもしれんという事だと思う。
先日も、ウクライナ核兵器が200発くらい行方不明とか、3000キロ超のミサイルもそうだとか
という記事があったけど、ほんとにこれがイランにあるという保証はない。

僕は、一年はアメリカによるイラン攻撃はないとよんでるんだけど、
ブッシュ大統領の支持率が20%台になったらわかんないと思う。
アメリカは今は、経済問題にこそ力を入れるべきだと思うな。
NYダウの件とか、双子の赤字問題とかね。それこそが大事なんじゃないかな。

イラク開戦から3年たっただけだし、戦争大好き国家としてはまたやりたいのかもだけど、
国内経済がもう悲鳴をあげてるんだから、そんなに連発でどんどんやれない。
現に、アメリカ海軍には燃料節約令がでてるんだし、支持率UPの為にやるのは無理がある。
ま、イランのホルムズ海峡封鎖に対抗するためのお返しと言った類の事だと思うんだな。

ま、どうせ空爆するなら、北朝鮮のほうがアメリカ的には簡単だし、効果も高いと思う。
実際やるとなると、空母機動部隊の移動やらなんやらで大事になるけどね。
アメリカにしてみれば、たいしたメリットがあるわけでもないしこれも難しい事だな。
一番怖いのは、自作自演テロがアメリカ国内で起こっての報復攻撃という可能性だと思う。

9.11のテロもどうやらあやしい証拠が挙がってきてるみたいだし
ほんとますます世界平和が遠ざかってきてるように感じてならない。
超大国アメリカの落日のカウントダウンが始まってきだしたのかもしれないと
最近ちょっと思うようになってきた今日この頃だな。