中国、国防予算14.7%増、4兆円超

まあその中国という国はほんとに恐ろしい国だなというのを改めて感じるな。
今までも、中国関連の事はたくさん書いてるんだけど、ほんとに脅威に思う。
それは、この国の歴史を見ても明らかだし、アジアのがん細胞だな(笑)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060305-00000008-san-int
中国、国防予算14.7%増、4兆円超 18年連続2ケタ成長

 【北京=野口東秀】中国の第十期全国人民代表大会全人代=国会)第四回会議を前に、姜恩柱報道官が四日記者会見し、二〇〇六年の国防予算が前年実績比14・7%増の二千八百三十八億元(約四兆千百億円)になることを明らかにした。十八年連続の二ケタ成長(当初予算比ベース)で、「中国脅威論」に拍車をかけそうだ。五日開幕の全人代で提案、審議される。

 国防費は、前年当初予算比では14・5%の伸び。財政支出に占める割合は7・4%とほぼ例年並みだが、実績比は〇五年の伸び率12・6%と比べ高い伸び率を示した。
 姜報道官は国防費の伸びについて、▽軍人の給料・福利の増加▽国際的な石油価格上昇による軍用燃料費の増加▽人材確保への投資増▽(戦闘能力向上のための)一部装備関連経費の増加-の四点を理由に挙げた。

 中国は海空兵力の近代化を急速に進めるなかで、優れた人材の確保や教育・訓練を強化しており、国防費増の要因の一つになっている。この背景には、東アジアにおける日米安保協力の強化や米軍の太平洋戦力の増強に対抗すべしとの軍部からの圧力がある。また、胡錦濤政権は、台湾の陳水扁政権の「独立」志向を牽制(けんせい)する上で、国防力の増強は不可欠としており、米国などからの「中国脅威論」には「内政干渉」との立場をとっている。

 姜報道官は、昨年の国防費の国内総生産(GDP)に占める割合は、1・36%で、米国の3・6%などと比べ、「世界的にも低水準」と強調したが、弾道ミサイルや空・海軍の兵器調達費は科学研究費に計上されており、「実際の軍事費は公表額の二、三倍に達し、米露に次ぐ軍事大国」(米国防総省報告)とみられている。
産経新聞) - 3月5日2時46分更新



>日本は外務省が無能だし、中国に取り込まれてる奴もいるみたいだしで有効な策がない。
 前中国大使のおっさんの息子は人民解放軍の将軍の娘と結婚したとかいうのを見ても
 ほんとにこんなんで日本の安全保障は大丈夫かいな?と思うな。
 そういう点では、アメリカはなんだかんだいってもしっかりと戦略も立ててるしさすがだな。
 
 それがこれ
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060304-00000010-san-int
 、インドに戦闘機売却へ

 【ワシントン=有元隆志】米国防総省は二日、声明を発表し、インド訪問中のブッシュ大統領が、シン首相と戦略的パートナーシップの拡大で合意したことを受け、F16やF18戦闘機などのインドへの売却を検討する方針を明らかにした。インドは、ミグ戦闘機など旧ソ連やロシア製の武器が主力だが、米国としては、新たな武器市場の開拓に加え、インドとの軍事関係強化を図ることで、軍事力を拡大する隣国の中国を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

 声明では「われわれの目標は、インドの防衛のために必要とする能力や技術を提供することだ」として、戦闘機以外にもヘリコプター、哨戒機、艦船などの売却も検討するとしている。声明はさらに、「ほんの数年前までは、両国の間で主要な(武器)取引を期待する者はいなかった」と指摘し、米国がインドへの武器売却を検討し始めた背景に、インドを取り巻く地域情勢の変化があることを示唆した。

 一方、中東から東南アジアにかけての「不安定の弧」のなかの最大の民主主義国家で、戦略的に重要なインドとの軍事関係強化は、イスラム原理主義の同地域への浸透を防ぐ狙いもある。
 米印両国はすでにマラッカ海峡での両国海軍による共同パトロールや合同軍事演習などの軍事交流も活発化させている。

 また、米国は昨年三月、パキスタンに対し、F16を売却する方針を決めているが、今回、インドにもF16売却の方針を示すことで、「テロとの戦い」で重視する両国間のバランスをとる意図もあるようだ。
産経新聞) - 3月4日3時16分更新



>というわけで、アメリカはインドを取り込むのに必死な感じがする。
 この手の戦闘機を売るのはリスクも大きいと思うんだけど、もうなりふり構ってられない事情がある。
 どうしてもインドと仲良くしとかないと、アメリカの戦争戦略が困るからだな。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000291-kyodo-int
インドとの協調強化を宣言 ブッシュ米大統領

 【ニューデリー3日共同】ブッシュ米大統領は3日、ニューデリーの古城「プラナキラ」で、初のインド訪問を締めくくる政策演説を行い、「偉大な2つの民主主義国家によるパートナーシップは世界を変革する力を有する」と述べ、世界の平和と繁栄に貢献するため、米国とインドの協調関係をさらに前進させていく決意を表明した。

 台頭する中国をにらみ、インドを「戦略的パートナー」と位置付けるブッシュ大統領は演説で、今後の対インド政策の包括的な指針を提示。テロとの戦いのほか、貿易・投資、エネルギー、科学技術など広範な分野で協力関係を強化することを宣言した。

 大統領は、多様な民族と宗教が平和裏に共存するインド社会は「自由と民主主義の偉大さの実例だ」と指摘した。
共同通信) - 3月3日23時48分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000049-mai-int
<米印民生核協力>米国内に根強い反対論 連携強化歓迎も

 【ワシントン及川正也】ブッシュ米大統領とシン・インド首相が2日の首脳会談で民生用核協力協定で合意したことについて、米国内では2日、早くも賛否両論が渦巻いた。特に、米議会には核拡散防止条約(NPT)に加盟していないインドへの原子力協力に対する反対論が根強くあり、協定関連の法案審議が難航することも予想される。

 米議会内では、経済的、軍事的に台頭してきた中国への警戒感から、インドとの連携強化自体には中国ににらみを利かせることができ、基本的に歓迎する意見が大勢だ。しかし、NPTを締結していないインドへの核技術移転を容認することには慎重論がある。

 超党派議員で作る「不拡散調査会(タスクフォース)」で共同委員長を務める民主党のマーキー下院議員は2日の声明で「協定は『歴史的な合意』ではなく『歴史的な失敗』だ」と指摘し、「大統領は国際社会が従っている核ルールを台無しにした」と痛烈に批判した。同議員は昨年12月、共和党のアップトン議員と同協定反対決議を提案しており、声明でも「法制化を阻止する」と強調した。

 ブッシュ大統領は査察受け入れによってインドを「国際社会の流れに引き込む」狙いがあるが、反対派は隣国の核保有パキスタンが同様の「特例」を求めたり、北朝鮮が「二重基準」をタテに態度を硬化させることを警戒している。

 一方、上院軍事委員会のウォーナー委員長は声明で「国際原子力機関IAEA)の監視下に置くことになる」と評価し、米印経済の関係強化にもつながると指摘した。法制化に向け「緊密に協力していく」と合意を支持する考えを示した。

 また、軍備拡大を続ける中国を「将来的な脅威」とみる米国防総省は2日、「インドとのパートナーシップ」と題する声明を発表して合意を側面支援した。「我々の目標はインドに見合うだけの防衛力を整備し、重要な能力や技術を提供することだ」とし、防空能力向上のため戦闘機F16やFA18の提供にも触れ、軍事的連携を強化する姿勢を鮮明にした。
毎日新聞) - 3月3日13時24分更新



>核に関して言えば、アメリカのやってる事はどう考えてもダブルスタンダードである。
 自国の同盟国なら目を瞑るけど、敵対するなら攻撃してでも認めないという話だ。
 だから、イランが文句言って反抗するのはある意味当然である。

 アメリカのそんな事は当然わかってるけど、絶対に自国の安全保障の面から譲れない問題になる。
 イランやイラクレベルの軍事力なら、負けようがないから絶対に譲らないだろうな。
 で、なんでこんなにインドに気を使ってまで仲良くしたいかというと、
 ここに書いてある中国の件があるからだな。

 もう、アメリカと中国の化石燃料原油)争奪戦は相当なレベルになりつつあると思う。
 ちょっと前にも、ユノカル買収問題とかもあったしで、アメリカもちょっとあせりだしたと思う。
 経済的には最恵国待遇を問題にしながらも続けてるし、もう格下扱いできなくなってきた。
 軍事的にも脅威になりつつある。さらにアメリカの生命線ともいえる石油の件もある。

 そして、イラクに問題を抱え、さらにイランの核問題があるし、中国の台湾攻撃もありえそうだ。
 中国もさすがによく考えてパイプラインとかを中央アジアに引こうとしてるしね。
 そうなると、地政学的にインドはものすんごく大事な位置にあることになる。
 ここを味方にするか敵にするかは、アメリカの戦略を考えると超重要になる。

 インド洋(インド南岸)のタンカー航路を押さえるのと中央アジアににらみを利かせる位置。
 中央アジアアメリカ空軍基地は一個あるけど、ロシアもうるさいしで、追い出されそうだ。
 だからこそ、民生核協力で譲歩してまで連携強化したし、戦闘機も売る事にしたんだと思う。
 言い換えれば、アメリカはもう中国をはっきり敵国扱いしだしたんだと思うな。

 経済的には利用できるだけ利用するだろうし、軍事的には包囲網をドンドン作ると思う。
 アメリカはドンパチでは負けないと思うけど、日本は中国がその気になったら
 コテンパンにやられると思う。空軍とか海軍力は負けないけど、ミサイルに負けるからね。
 ましてそのミサイルが核なら、コテンパンですまない。

 まあ、日本の現行憲法ではどうしようもないから、やられるのを待つだけということになる。
 僕は北京オリンピック終了後、もしくは上海万博終了後に中国は台湾進攻すると思ってるから。
 経済格差の問題や内政の事、対外的な問題、人民解放軍の意向など考えると
 やる!という結論しかでてこないんだからもうきっとやるだろうな。。。

 アメリカが日本をほんとに守ってくれるなんて甘い幻想は持たない方が良いと思う。
 日本は日本の力で自国をまもれるようにしとかないとヤバイんじゃないかな。
 まあ、きな臭い問題だけど、何もなければ良いと思うけど、
 もしもに備える外交努力はちゃんとしとかないといけないと思うな。

 一番理想なのは、中国の内部崩壊だろうけど、これに期待したいというのは楽観的すぎるかな。