イラクはいったいどうなるんでしょうか?

まず、ここ連日の悲劇のソースから

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000021-jij-int
サドル派が治安施設襲撃=銃撃戦、ロケット弾も-聖地爆破で連日デモ・サマワ

 【サマワ25日時事】陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワで25日未明、武装グループがイラク軍、警察、イギリス軍の合同オペレーションセンターを襲撃し、銃撃戦となった。24日深夜にはRPG7(対戦車ロケット弾)が同施設近くに撃ち込まれた。いずれも人的被害はなかった。

 英軍の治安維持活動に反発するムクタダ・サドル師派の犯行とみられている。同軍のヘリが出動し、上空から犯人を捜索した。
 一方、サマワ市内ではシーア派の重要な聖地で廟(びょう)が爆破されたことに抗議するシーア派住民約1000人のデモが24日、あった。サマワでは3日連続の大規模なデモとなった。

 同派最高権威のシスタニ師支持者約1000人が「米軍はイラク新政府樹立に干渉するな」などと叫び、市内中心部を行進した。サドル師派の集会も開かれ、聖地を守り、抗議行動を続けるよう指示するムクタダ師のメッセージが書かれたビラがまかれた。 
時事通信) - 2月25日13時0分更新


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000005-san-int
イラク宗派対立 米大統領「緊張続く」

 【ワシントン=有元隆志】ブッシュ米大統領は二十四日、ワシントン市内で演説し、二十二日にイラク中部サマーラで発生したイスラムシーア派の聖廟(せいびょう)爆破事件を機に、宗派対立に基づく暴力が急激に拡大していることについて、「今しばらくは緊張が続くだろう」としながらも、イラクの今後については楽観的な見通しを示した。

 大統領はこの爆破事件について「無分別な攻撃は、世界中の信仰を持つ人たちに対する侮辱だ」と改めて強く非難するとともに、イラク移行政府に協力して、犯人の特定と逮捕に全力を挙げる方針を示した。

 また、ハリルザド駐イラク大使と駐留米軍のケーシー司令官からの報告として、イラクの指導者たちが事態の沈静化を呼びかけていると指摘。特に、「(シーア派最高権威の)シスターニ師や多くの指導者の反応は建設的で、非常に重要だ。彼らの指導力を高く評価する」と述べた。
産経新聞) - 2月25日17時53分更新


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000546-reu-int
イラクの宗教間対立、バグダッド近郊のスンニ派モスクにも攻撃

バグダッド 24日 ロイター] イラクの首都バグダッド近郊で24日夜、スンニ派のモスク2カ所が銃などによる攻撃を受けた。スンニ派シーア派間の衝突が相次ぐバグダッド周辺では、外出禁止令が出されていた。
 住民らによると、バグダッド南部のサイディヤ地区と同北部アドハミヤ地区で大きな衝突があったもよう。
 警察は、サイディヤ周辺のスンニ派モスク2カ所で武装集団がロケット弾などを発射したが、警察および治安部隊がこれを撃退したとしている。
 負傷者の情報は、今のところ出ていない。
 
(ロイター) - 2月25日17時59分更新


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000139-kyodo-int
テロ相次ぎ18人死亡 イラクシーア派標的

 【カイロ25日共同】イスラムシーア派聖廟(せいびょう)の爆破事件後、宗派間対立が激化しているイラクで25日、シーア派聖地のある中部カルバラや、中部バクバ近郊で自動車爆弾テロなどが相次ぎ、内務省などによると少なくとも計18人が死亡、多数が負傷した。

 移行政府は首都バグダッドと近郊に25日も昼間の外出禁止令を発令、各派の指導者らも暴力の停止を呼び掛けているが、緊迫した情勢が続いている。ロイター通信によると、22日の聖廟爆破以降の死者は200人を超えた。

 カルバラでは25日午前、市場の中で車が爆発。内務省当局者によると、5人が死亡、30人が負傷した。近くの警察署を狙った可能性もある。
共同通信) - 2月25日19時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060226-00000001-san-int
イラク首都マヒ 宗派抗争さらに激化

 【カイロ=加納洋人】イラク中部サマーラのイスラムシーア派の聖廟(せいびょう)爆破事件をきっかけに、宗派間の抗争が激化しているイラクで二十五日、シーア派聖地の中部カルバラなど各地でテロや戦闘が相次ぎ、内務省などによると少なくとも四十人が死亡した。イラク移行政府は首都バグダッドでの車両通行を禁止した昼間の外出禁止令を二十七日朝まで継続すると発表、三日続けて首都機能が停止する非常事態となった。

ドレイミ国防相バグダッドの街頭に装甲車両を出動させる用意があると言明した。
 現地からの報道によると、カルバラ中心部の市場では爆弾を積んだ自動車が爆発、少なくとも八人が死亡、三十一人が負傷した。同地にあるシーア派最重要聖地のイマームフセイン聖廟の攻撃を図ったが失敗したという。

 バグダッド北方のバアクーバ近郊では、シーア派住民の家に武装集団が押し入り、家族ら十二人を殺害した。いずれもスンニ派過激派による犯行の可能性が高い。
 一方、バグダッドではスンニ派モスク(礼拝所)でシーア派とみられる民兵と警察部隊が交戦するなど二カ所で衝突があり、うち一カ所で警官十四人の遺体が見つかった。

 また、スンニ派の法学者団体「イラクムスリムウラマー協会」幹部のハーリス・ダーリ氏の自宅が武装集団に襲撃され、銃撃戦となった。同氏は移行政府の部隊が襲撃に関与したと指摘したうえで、「これは一方的に布告された内戦だ」とシーア派側を強く非難した。

 シーア派連合会派「統一イラク同盟」の一角を占めるシーア派有力政党イラクイスラム革命最高評議会(SCIRI)指導者のアブドルアジズ・ハキーム師ら各派指導者が暴力停止を呼びかける動きも出ているが、宗派対立を背景に始まった流血が収束する気配はなく、宗派対立が内戦に向かうことを警戒する声も強まっている。

 昨年十二月の総選挙を受けて、本格政権樹立を目指す国民議会が二十五日にも初招集される予定だったが、当面、招集は難しい状況であり、イラク民主化に向けた政治プロセスにも深刻な影響を及ぼしている。

 連立協議の中断を表明していたスンニ派会派「イラク合意戦線」は同日、協議を再開させる可能性を示唆した。しかし、本格政権に向けた連立交渉は、暴力的な宗派対立の噴出でさらに困難さを増しており、当初から春先まで遅れるとみられていた本格政権樹立がさらに遅れるのは必至の情勢だ。
産経新聞) - 2月26日2時48分更新



>と、もう収集がつかないくらい報復の連鎖に陥りつつあるんだけど、
 ブッシュ大統領は上の記事にあるように、ななんと、楽観的だそうだ il||li _| ̄|○ il||li
 イラクのテロも最初はアメリカを始めとした駐留部隊に向けてだったんだけど
 もう宗派の内戦みたいになってきたからどうしようもないドロ沼になってきたと思う。

 首都はもう機能停止状態だし、ほんとにこのままどうなることやらさっぱり見通しもたたないな。
 ここには書かなかったけど、自衛隊のいるサマワにもロケット弾が飛んできてるらしいしね。
 もう5月には引き上げるという話なんだけど、これはちょっと予断を許さなくなったと感じるな。

 日本を始め先進国はトリノオリンピックで一喜一憂してるけど、
 イラクはもうオリンピックどころか厳戒令状態だ。
 もう一体全体何人死んだらこの状態が終わるのか?
 ブッシュ大統領の罪は民主党の永田議員なんかの比ではすまないくらいだ。

 ほんと楽観視してるという感覚を疑いたいよ!
 アメリカはもっとちゃんとしる!