「堀江メール」存在立証は困難と民主 あらま~!

え~、まず産経新聞のソース

http://www.sankei.co.jp/news/060221/sei048.htm
堀江メール」存在立証は困難と民主 調査権発動は強く要望

 民主党は21日、ライブドア前社長の堀江貴文被告が自民党武部勤幹事長の二男への送金を指示したとして提示した電子メールについて「現状では信ぴょう性の立証は難しい」との判断を固めた。複数の党幹部が明らかにした。一方で、同党は金の出入りに使われた可能性がある銀行の口座情報も得ているとしており、あくまで国政調査権の発動による疑惑解明を強く求めていく。

 与党側は「明確な裏付けもなく国会で取り上げたのは問題」として責任論も含め攻勢を強める構え。民主党側が苦境に立たされるのは間違いない情勢だ。

 民主党はメールの信ぴょう性をめぐり与党側から「根拠を示すべきだ」と迫られる中で、永田寿康衆院議員にメールを持ち込んだ「フリー記者」の信頼性やメールの書式、記述内容を再検証。

 その結果、送受信者のアドレスやメールソフトのバージョン情報の一部が不明で「現段階では疑念を抱かれても仕方ない。メールの真偽の議論はやめる必要がある」(党幹部)と判断。メールの真偽よりも口座情報に基づく追及に力点を置く方針に転換することにした。別の幹部は「今、メールを本物と信じているのは永田議員だけだ」とも述べた。

 前原誠司代表は21日午前の常任幹事会で、「(党が得ている)金融機関の情報については、(開示の前提として)国政調査権の発動を今後も強く要望していきたい」と強調。ただメールの信ぴょう性については言及しなかった。

 野田佳彦国対委員長もこの後の記者会見で「一番探らなければならないのは金のやりとりで、その議論に持っていきたい。武部氏、堀江被告周辺には疑惑が生まれてきている」と指摘した。

 ■送金指示メール問題 16日の衆院予算委で民主党永田寿康氏がライブドア前社長の堀江貴文被告が昨年8月、武部勤自民党幹事長の二男に対して選挙コンサルタント費用として3000万円を振り込むよう指示していたメールがあると追及。武部氏は全面否定し、小泉純一郎首相は「ガセネタ」と批判した。東京地検も事実関係を「全く把握していない」とのコメントを発表したが、前原誠司代表は「確度の高い情報だ」として国政調査権を発動して銀行口座を確認するよう求めている。自民党は17日に永田氏に対する懲罰動議衆院に提出した。

 ■国政調査権 衆参両院は憲法62条に基づき、国政に関する調査のため証人喚問や記録の提出を要求する権利を持つ。調査対象は国会法104条で「内閣、官公署その他」と規定され、民間企業にも必要な報告や記録の提出を要求できる。国の機関が提出に応じない場合は、その理由を明らかにしなければならない。

(共同)



 民主党野田佳彦国対委員長は21日午前の記者会見で、ライブドア前社長の堀江貴文被告が武部勤自民党幹事長の二男への送金をメールで指示したとする問題に関連し「国内外の重大な関心を持っている口座がある。それをしっかりと調べれば大きな疑惑が明らかになると確信している」と述べ、民主党が把握している情報に海外の銀行口座が含まれていることを示唆した。

 自民党平沢勝栄衆院議員が民主党と同じメールを入手し「偽物」と指摘していることについては「平沢氏も入手先を明らかにしていない。(自民党側は)われわれの情報源はどこか、盛んに聞いているが、同じことが反論できる状況になっている」と述べた。

(共同)

(02/21 12:18)


http://www.sankei.co.jp/news/060220/sei070.htm
「民主は非常に軽率」と批判 振り込み疑惑で山崎前副総裁

 自民党山崎拓前副総裁は20日、ニッポン放送のラジオ番組で、ライブドア側からの武部勤自民党幹事長二男への金銭振り込み疑惑について「民主党の(追及材料になった)メールは偽物だと聞いている。偽物を入手して、国会で言ったということになる。非常に軽率だ」と批判した。

 民主党前原誠司代表が「信ぴょう性が高い」と強調していることに関しては「そう言っている以上は証明する責任がある。言い出した方から証明してもらわなければいけない。国民の代表者が話し合っている国会の場でガセネタはいけない」と指摘した。

(共同)

(02/20 16:21)



>この件に関しては http://blogs.yahoo.co.jp/toranosuke4you/27183624.html 
 でも書いたけど、その続報みたいなものだな。

 僕はメールの真偽に関してはさして興味はなかったんだけど、
 民主党のアホさ加減にはさすがにちょっと呆れる面があるな。
 永田議員に関しては低レベルな人だなあ~という風に書いたんだけど
 それは僕に限らず、この人の今までの言動なり行動を見てれば誰しもそう思うだろうな。

 国会でも松浪議員演説の時の汚いヤジ問題、佐藤ゆかり議員に対する【クルクルパーのしぐさ】
 耐震偽造問題の時のマンション住民は火をつけたい発言などなど。
 ここではそんな事よりも、いかにして民主党はこういうことになったのか?を考察したいな。

 僕はメールの真偽にさして興味はないといったのは、極めて簡単な理由がある。
 仮に真実であったなら、また自民の金権体質が暴かれるだけでそれはそれで結構な事だし
 仮に偽者であったなら、こんなメールに騙される民主に責任ある国政は任せられないという
 判断をくだすことになるだけだからね。正直、どっちでもいい。

 しかしながら、僕は上記のリンクの記事でも書いてるように
 こんなメールひとつに騙される政治家のレベルに失望してるんだな。
 
 一般常識として、裏金を送る場合、現金でこそっと領収書もなしで渡すのが普通である。
 何百億とかならまだしも、3千万円程度なら手渡しが基本中の基本で
 わざわざ証拠が残る振込みなどという手段を使うのはバカげてる。
 さらに、人を使うなら細心の注意を払って秘密も漏れないようにするのも当然だろうと思う。

 裏金なら項目の指定などしないだろうし、会社のお金をこの場合使うとは思えないな。
 だから普通に考えれば、ありえない方法という事になるけど、メールの真偽はまた別の話になる。
 僕的には、これで民主の幹部までもが騙されたというほうが罪が重いと思う。
 それは、なぜかということになる。

 要するに、民主党内の勢力争いが主要な要因に思えるんだな。
 9月には小泉総理が退陣予定であり、また民主党でも党首選挙がある。
 小沢氏が、出るような話もあるし、横路氏を始めとした党内左派の動きもあやしい。
 ここで与党に大打撃を与えて、点数稼ぎをしたかったように思える。

 だから、事の重大さを深く考えるより先に、流れに流されるようにこの件に乗ったのではないか?
 国勢調査権などという伝家の宝刀まで抜くような大技の魔力に負けたと思う。
 こんなのは本来なら耐震偽造問題にこそ使うべきで、ここじゃないよ!
 これで軽々しく責任を口にした前原党首の再選はまずありえないし、辞任の可能性すら出る。

 ここで思うのは、小泉純一郎総理の神がかってるほどのラッキーさである。
 この人は支持率40%以下になりそうになると、不思議なほど神風が吹くんだな(笑)
 4点セット+皇室典範で相当怪しくなったけど、これでまた復活したことになるし
 自民の抵抗勢力を叩き潰し、社民も民主も全て叩き潰したかのような結果になった。

 皇室典範も旗色悪くなるとあっさりと取り下げたように、ほんと世論に敏感だな(笑)
 民主党幹部にはここらの判断が甘いというか、ないのが痛いとこだと思う。
 今回の件をよく考えてもらって、民主党には再度出直してもらわないとね。
 
 ガンダムのシャアのセリフに
 『認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものを』というのがあるけど
 僕からは民主党幹部にこの言葉を送りたいな(核爆)
 しっかりと足元を固めてから再度出直しが必要だろうと思う。

 日本の今後をよりよくする為には、政権与党になれる党が自民の他にもう一つ絶対にいる。
 その為にも民主党にはちゃんと信頼に足る党になってもらわなければいけない。
 ほんとちゃんとしろよ!と言いたいぞ。前原党首はあせりすぎだよ。
 今の弱小民主が勝つには、織田信長がやったように、一撃必殺で必ず勝つ作戦立てないとね。
 
 もうこの件は勝ち目なさそうだから、つまんない意地はらないで名誉の為にも
 潔い撤退命令を出すべきだと思うな。やればやるだけイメージ悪くなるからね。
 永田議員にはそれなりの責任を取ってもらうのは当然だし、自民も収まらないと思うな。
 ほんともう早くごめんなさいしてケリつけたほうがいいと思うよ!

 それにしても、この事件は壮大な茶番劇だったなと思います。