セカンドオピニオン「第2診断」

世間では耐震強度偽造やら広島の少女殺害・西村真悟議員逮捕といった話題ばかりでホントなんかな~。

つい先日に41例目の臓器移植もあったけど、これは書けなかったし医療問題を書きたい。
まず、読売新聞から
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/jitsuryoku/20051128ik13.htm?from=yoltop

「第2診断」へ専門外来続々
事前に予約 主治医の紹介状必要


セカンドオピニオン受診の際は電話で問い合わせ、予約を(東京・江東区癌研有明病院医療連携室で) がんのような重大な病気の際に、主治医以外の別の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞いて、治療の選択に役立てようという動きが広がっている。これに応えるため、時間や費用などを別に定めた「セカンドオピニオン外来」を設ける医療機関も増えつつある。

 高度医療の中核となる大学病院や、がん専門病院での設置はどれぐらい進んでいるのか。読売新聞では先月、大学病院本院と、全国がんセンター協議会加盟の病院計110施設に対しアンケートし、105施設から回答を得た。

 大学など約半数で

 セカンドオピニオン外来を設けていたのは48施設で、そのうち半数を超える25施設は今年開設した。対応する診療科や費用などを一覧表に示した。いずれも事前の予約が必要で、保険のきかない自費診療で行っているところが多い。

 受診する際にほとんどの病院で原則必要なのが、病状や経過などを説明した主治医の紹介状だ。言い出しにくいと感じるかもしれないが、正式には「診療情報提供書」という保険診療の項目のひとつで、頼めば意外に簡単に書いてくれる。

 検査データやエックス線写真などの資料も借りて行きたい。それがないと、個別の具体的な判断ができず、一般的な意見になってしまう可能性もある。持ち込んだ病理標本や画像についてそれぞれの専門医による診断が可能な施設もある。

 医師の個人名も

 この一覧表以外にも専門外来を設けている施設は少なくない。国立病院機構では今年6月から、同機構のホームページ(http://www.hosp.go.jp/second.html)でセカンドオピニオン外来のある病院を掲載。146施設のうち10月現在で61か所が設けている。

 セカンドオピニオンを推進する市民団体らで作るセカンドオピニオン・ネットワークでは、乳がんと血液がんについて、施設名だけではなく協力医師の個人名リストを作り、ホームページ(http://www.2-opinion.net/)で公開している。

 世話人の一人で「納得して医療を選ぶ会」代表の今井聡美さんは、「セカンドオピニオンはその分野の専門家に聞くことが重要で、事前に問い合わせておきたい」とアドバイスする。

 また、「セカンドオピニオン外来」の看板を掲げていなくても、外来診療の中で受け入れたり、診療科が独自に対応したりしている場合もある。(田村良彦)

セカンドオピニオン外来の状況
地域別リスト 各地域をクリックするとそれぞれの地域の医療機関を表示します。
>ここにホントは図があるけどこれは別にリンクをはります
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/jitsuryoku/0511_2/list.htm#03 ←各地区ごとの病院案内

(2005年11月28日 読売新聞)



>これは大事な問題だと僕は思ってます。
 医師というお仕事は学校出て研修医として勉強後、即戦力という訳に行かないし
 個人病院みたいに先生がどんな人かわかってるならともかく、地域の中核病院にて診断を受ける時は
 患者は基本的に医師を選べない。だからその先生がどうなのか?
 
 患者もそれなりにこのご時勢では病気に関しての知識が多少なりともあると思う。
 実際に医師の診断が不満だったりという話はよく聞くし、それで裁判になったりもする。
 杏林大学だったかの脳に割り箸事件とかは極端な例だけど
 ここではそういう趣旨ではなく、自分の身体の為によりよい医療を求めるという趣旨で書きたい。

 このキティちゃん仕様は乳がんの件だから、これを例にしたい。
 以前にもちょっと書いたけど、乳がんは今はおっぱい切らなくても治る可能性がある。
 しかし、外科医の先生で切りたい人は、そういう情報を患者に伝えなかったりして問題になった事も
 実際によく目にしたりする。それは患者さんにとってもっとも不幸な事であると思う。

 何でもそうだけど、知識があるないというだけの事で、その後の人生は大きく変わってしまう。
 極端な例で言えば、サラ金の法定金利以上の暴利とかはもう生死にかかわるからね。
 これを知ってるか知ってないかはもう全然違う。自己破産の仕方とももそうだろうな。
 医療問題も治療方法の選択は、事の次第によっては命にかかわるからね。

 わかりやすく書くのは難しいけど、要はその先生を信じてとことんいくか、違う先生にかかるか?
 という選択だと思う。どうしても患者サイドとしては立場が弱いんだからここが問題だろうな。
 実際問題としてカルテの開示は大病院では至難の業である。これは僕も経験したな。
 僕の通う大学病院はとってもめんどくさいし、はっきりとその担当者にいい事言われなかった。

 ましてレントゲン検査を始めとして資料なんかは大変だと思う。これは医師がそうとかじゃない。
 大学病院としての態度だ。幸いに僕は今は主治医を信頼信用してるからいいんだけど。
 さっきの乳がんを例にとれば、切りましょうという医師と切らずに治しましょうという選択。
 だからセカンドオピニオンがどうこうよりまず患者が勉強しないといけないという事だと思う。

 自分の病気は自分が一番勉強しないといけない。医師まかせでなく納得してその治療を受け入れないと
 治るもんも治らなくなるんではないか?その上でその医師に疑念を抱いたら違う医師のとこにいくべき だろうと思う。僕の病気でいえば(これは難病だから例が悪いけど)バチスタ手術や温熱療法といった
 全然違う方法もあるし、お薬だけでコントロールもある。

 自分の病気の現状とこれからに関して、もっともいいと思われる治療法の選択ができるか?
 それはお薬の選択ひとつでもそうだと思う。病気でしんどいのは患者本人である。医師ではない。
 だから自分の意見や主張はちゃんと医師に言わないといけないと僕は思う。
 そういうことをした上でなければ違う病院にいくら行ってもきっと同じだしムダだと思うな。

 僕は、正直にいえば、医師も人の子だからやっぱり間違うこともあると思う。
 それをちゃんと聞いたら殺されそうになっても裁判しようなどとは思わない。
 それなりの保障は求めるだろうけど、あ~もう仕方ないなと思うと思う。
 命預けましたという信頼関係ならこれはもうやむをえないと思うからね。

 結局な話、セカンドオピニオンにはそんなに価値があるとは思えないんだな。
 初めて会って、どこまで真剣なのか?どこまでその患者の事わかってるのか?
 ほんとに病気の診断だけを純粋に求めるならいい手段だと思うけどそれ以外にはな~。。。
 むしろ自分で調べたり勉強して主治医と話す時間をたくさんもったほうがいいんではないか。

 むしろ主治医の転勤などで主治医が代わるほうが僕はイヤだ!
 せっかく作った関係がまた始めからになるし、どうしても比較してしまう事になるから。
 僕みたいに死ぬまで治らない病気だと余計にそう思うのかもしれない。
 まあその考え方は人それぞれだろうけど、なんか違和感を感じるんだな。。。

 最後はもうなんだかんだいっても医師しだいなんだから。
 こっちが医師を好きにならないとあっちもこっちのこと大事にしてくれないと思うんだな。
 やっぱりお互い人の子だからね。なんかそんな感じをいだくな。
 後は、看護師さんら病院関係者とかにもちゃんと敬意を持って接しないといけないなって思う。

 人の命を扱うお仕事なんだから病院関係の人はえらいな!と思う。
 日本の医療は諸外国と違って僕は素晴らしいと思うからこれからも頑張ってほしい。
 貧乏な人もちゃんとみてくれるしこういう医療制度が崩壊しないようにしてほしい。
 最後はまあ話が変わったけど、命に金持ちも貧乏もないから日本の医師の皆さんはみんなえらい!
 
 まあ患者はお客さんだけど、お客だからといっていばってらいけないってことだと思うな。
 なんだそれ?っていわれそうだけど僕はそう思うんだな。