臓器移植法改正案

衆議院はA案(脳死を「人の死」とすることを前提に、現行では禁止されている15歳未満からの臓器提供を可能とする案)が可決されたわけだけど、僕はこのA案は反対の立場を取ってる。
報道を見るとまるで患者(拡張型心筋症関連)サイドはこのA案を歓迎しまくりみたいに見えるけど
僕はとても違和感を禁じえない。


脳死を人の死とする部分にものすんごい抵抗感があるからだな。


僕は拡張型心筋症の患者であるけど移植を考えるほど状況は確かに悪いわけじゃないけど
一番重い症状の時から個人的には移植はして欲しくもないと考えてきたし
実際にこのブログにもずっとそう書いてきてる。


15歳以下への移植が禁止されてる部分のみを改正すればいいと思うわけで
人の死というものの概念までを変えるにはまだまだ時期尚早だとしか思えないよ。
人が何をもって死んだのかというのは、もう日本人の中では
心停止、瞳孔散大、呼吸停止という3つの要因はもう変えがたいレベルだと思うんだな。

大変に難しい問題ではあるけど、心臓とその他の臓器(例えば二つある腎臓とか)は、
もう分けて考えないと駄目なんじゃないかと僕は思う。
まあまだ参議院があるけど、どうなることやらだな。

本当に人の死は脳死でもいいの?
僕は大変に疑問でならない。

もしあなたの大事なご家族や友人やらが、脳死状態になってそれを死んだと納得できるの?
まだ体温はあったかく、ひげも伸び、再び目を覚ます可能性があるのに死んだと納得できる?
僕にはとても無理だな。。。そんなのは絶対に死んだとは認めたくないよ。








臓器移植法改正案、477衆院議員の投票行動は
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090619-321924/news/20090618-OYT1T00848.htm