中国バブル経済

サチコさんからのリクエストもあったのでここらで一度まとめとして僕の見解を書いとこうと思います。
中国という国のことを政治や経済、その他いろいろたくさん書いてきたけど
そろそろ中華人民共和国という国はとってもヤバイ状況になってきたと思います。

経済の事を書く前にちょっと触れときたいのは中国の権力構造に関してです。
国家主席胡錦濤以下の権力基盤は毛沢東・鄧小平時代から比べればもうとても弱いものだと思う。
国家主席江沢民ですらその基盤は磐石であったと僕は思ってはいないです。
しかしながら胡錦濤国家主席江沢民を比べてみれば、それは江沢民のそれが上回るように感じてる。
そして今までも何度も書いたように人民解放軍幹部の意向こそが僕はとても恐ろしい。


政権の連続性として江沢民時代からの愛国無罪という政策の結果中国は段々と自国民に追い詰められてる。
それは反日政策もそうだし、中国人民の歴史的な無知(情報遮断)がそれに拍車をかけ
そして何よりもお金最優先という中国人民の愚かさ、まあその言いにくいけど基地害さね。
こういうのを踏まえて考える訳だけど、はっきり言ってしまえば中国は崩壊しると思う。


そこで経済なんだけど、中国はここ数年素晴らしい成長を遂げてきたのは疑いもなく事実である。
経済成長率も10%近くありまさに驚異的だったけど、冷静にみるとだけど僕はどうって事ないレベルだと思ってる。どうしてそう思うかだけど、それは単なるバブルだからです。
株価だってものすんごい勢いで上がり、そしてものすんごい勢いで下がりまた上げ出した。
同様に土地もだし、物価もだし全てが高騰してる。
中国のいい面だけを見てればそれは素晴らしい成長に見えるけど現実はそんなに甘くないよね。


言うまでもなく中国は人口が13億もいるんだけど、およそ10億の人民はまさに貧困にあえいでる。
沿岸部の大都市の人のみの繁栄だけど、物価上昇は関係なくどちらにも起きてる。
日本の格差社会など可愛い物でもうあっちは死活問題でだからこそ暴動がすさまじい勢いで起きてる。
これは動画でいくつも見れるし、もう戦争のような暴動である。

もう一つの大きな問題は、先日NHKでもやったけど大卒の就職難でありこれから段々すごくなる。
韓国でもそうだけど、子供に無理して大学までいかせても就職口がない。
その就職口の人気処は、殆どが外資系の超大企業である。
あぶれた人は地方の小さな会社に行く事になるけど、そうしると地元の人の仕事なくなっていく。
もっとも北京大学や精華大学レベルの人でも就職口が確実ではない。

ひとりっこ政策で大事な後継ぎがこうなっていくと、将来の不安というのは誰しも感じる。
そういうはけ口に愛国政策を上手く利用してきたけど、もうそんな物では人民の不満はごまかせない。
中国の物価(とくに食べ物だけど肉とか卵)のインフレはどうやらすさまじい事になっている。
内陸部の貧困層の不満はもうそろそろ限界だろうしその怒りが共産党幹部に向かう。
これが共産党崩壊の一つの引き金になる。


もう一つは先日も報道されたように、中国の対外支払い債務の件ね。
ロシアからの武器代を払えないとかいうのがあったけど、これはこれから武器に限らないと思う。
そして中国に進出してる欧米の企業が撤退しまくるだろう。
そして中国経済は衰退の一途をたどるというのがこれから起きる未来予測になる。
あ、日本の企業はそうしないだろうと思う。アホだから(笑)


そうなると中国共産党幹部は戦争を仕掛けるほか選択肢がなくなると思う。
南沙やシベリアが第一候補の侵略先だろうけど、中央アジアから中東というのもありえそうかな。
それは石油であり穀物であり、今でもなりふりかまわない政策で獲得してるけどそれでも足りない。
いい例がスーダンの石油でこれはダルフール虐殺という問題を抱えてる。
チベットだって鉱物資源があるし、ウイグルだって同様である。


最初に書いたけど、現政権にカリスマは全くない。単なる出世上手な役人達である。
自分達の無能さ・権力欲を守る為にやる事など限定されてる。
自国民への武力弾圧・最新鋭兵器という高価なおもちゃを持った軍の暴発などなどね。
不安定要素はありすぎなくらいある。水・大気・土壌の汚染。砂漠化の進行。民度の低さ。
情報の遮断。人治国家の意味不明な裁判。共産主義政権のくせに内実は資本主義政策とかね。

経済的な事なら、中国の銀行の不透明さ(不良債権)とか、土地政策(国家所有)とか
元の切り上げ問題とか外貨準備の武器購入比率の高さとかなんでもある(笑)
要するにだけど、何をどう考えてもこのまま上手くいくとは思えないんだな!!
そうかといっていまさら体制を変える訳にもいかないジレンマが政権にある。

北京五輪までは持つだろうという経済もだけど、みんながそう思うならその前に株を売るとか
考える人が出て、だから前倒しで売りが売りを呼ぶ。
そしてそれを必死で買い支える事が必要になってくる。これが現状だろう。
みんな買えば上がると思って借金までして株勝った人らはえらいことになる。

世界の工場といわれ資本を海外から呼び入れまくっても、契約の概念がない。
そうこうしてるうちに安かった人件費は高騰し、さらに安い他国に資本は逃げる。
そして中国という国を先進主要国の国民はだんだんと知る様になる。
ダルフールだけだった人権問題がチベットウイグル内モンゴルと段々明かされていく。
こんな国と商売できないとだんだん世界は思うようになる。

平和ボケした日本からしれば、中国のような国が隣にあるのは不幸以外の何ものでもない。
人民解放軍の機関紙である「解放軍報」を見てればそう思うしかない。
http://english.chinamil.com.cn/

日本も欧米のように技術移転などせず中国を食い物にしるくらいの根性ないと悲惨なことになる。
ま、現総理の福田のような奴がいつまでもやってるようじゃお話にならないな

最後に中国の農民の暴動