3500万人超が“飢え” 米人口の12%、農務省発表

超大国アメリカの人口の1割以上の人がこういう現状なんだけど
日本の昨今を眺めてみても近い将来には笑えなくなるように感じます。
まずそのソースです。


http://sankei.jp.msn.com/world/america/071115/amr0711151112008-n1.htm
3500万人超が“飢え” 米人口の12%、農務省発表

米農務省は14日、米国の人口の約12%に当たる約3500万人以上が満足に食事ができるような状態になく、食費を稼ぐための職探しに追われているなどとする調査結果を発表した。AP通信などが伝えた。

 それによると、うち約1200万人が子どもで、母子家庭、黒人やヒスパニック世帯などの割合が高かった。3500万人のうち約1100万人が「よりひどい飢餓状態」に分類され、丸1日何も食べられない大人がいるケースも多い。

 調査は2006年に実施されたが、05年の調査から同様な傾向が続いている。対象にホームレスは含まれていない。(共同)




日本でも北九州での餓死の件もおきるようになったし格差社会の進行はどんどん進んでると思う。
いくつかの過去記事にも書いてきてるけど、アメリカのサラリーマンのお給料は全然上がってない。
もちろん日本もアメリカと同じく一部の大手企業以外は同様であると思う。
この手のニュースは最近では医療費の件(ヒラリーの政策)の報道でもよく見かけるようになった。

僕も折に触れて書いてきてるけど、日本の政策もまたアメリカの後追いのようである。
国家税収の件だって、法人税減税分が消費税に変わり、高所得者の税率が下がりとかね。
会社だって同じようなもので、社員のやるべき仕事が派遣という奴隷労働に変わり
その結果企業の負担は減り、株主や役員への配当が増え社員すら昇給より賞与でしか恩恵がない。

そしてごく一部の人々を除き、国民の生活レベルはどんどん下がり、
働けど働けど暮らし楽にならずというワーキングプアが増えつづける時代になった。
そして原油価格高騰により生活必需品の値段は上がり、ますます暮らしはしんどくなる。
社会保障の年金はデタラメで崩壊し、国民健康保険介護保険というのはどんどんあがり
未来に全く明るい兆しを感じない国民がどんどん増えてる。

少子化で子供が生まれないという問題も、そもそも結婚して暮らせるお給料がもらえない。
生まれたら生まれたで塾やらなんやらでお金がかかって大変だ。
子供預けてパートに出ても、幼稚園代払ったらなにしてるか全然わかんない。。。
所得が少ないから車も買えず、高額商品な家電も買えず、外食すらもったいないと控えるようになる。

当然国内消費は落ち込み、いきおい輸出大企業頼みの政策になりますます国民は疲弊しる。
どんどんこういうのが進むと、このアメリカのような結果になる。
資本主義というのはこういうものなんだと割り切って考えるべきか
それともこれは間違ってると考えるべきか?


アメリカのニュースとか見てると大企業のCEOの退職金が何百億円とか当たり前に出るけど
この人達はこのお金をいかにして使うのだろうかといつも思う。
アメリカは寄付で税控除とかあるし、基金という必殺技があるわけなんだけど
それにしても何百億ももらえるに値しるお仕事なんだろうか???

ぶっちゃけていうと、僕は間違ってると思ってる。
共産主義も間違ってると思うけどこういう行き過ぎた資本主義も間違ってるよ。
富の再配分の適正さというのが考慮されないなら間違ってるとしか思えないもん。

食えなくなった人達は、やがて暴動や一揆、可愛いレベルなら犯罪を犯すようになる。
そしてターゲットはもちろん「持つ人」である。
「持たざる人」は失うものがないんだから怖い物なしである。
歴史は繰り返すという。だったらまたしても革命みたいな事になるだろう。
それはけっして遠い未来の出来事ではなく近い将来に起きても不思議じゃないだろう。

同じように富める国、貧しい国の関係もね。
ダルフールでおきてるような事が主要先進国でおきても驚かない。
ちょっと前のフランスのパリ暴動だってあったしね。
ニューヨークやロスでおきればどうなるだろう?

あの世にお金は持っていけないからね。
僕はときどきアフリカ原住民とかの皆さんを尊敬してる自分に気づくよ。