米金利引き下げと株価爆上げ

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なんだか最近は経済の事ばっかり書いてるな。。。
このアメリカの金利引き下げは予想とおりな事で特に感想もないけど
正直言えば、恐らくだけどあんまり効果は出ないように感じてならないな。
現状に対処したというだけで、これでサブプライムの支払い金利(そろそろ上がる時期が多い)が
下がるとか、クレジットカード会社の金利が変わるとか思えない。
てか、30%近い金利とってるんだしアメリカ人の庶民はアホだとしか思えないしね(笑)





サブプライム問題 景気後退防ぐ狙い FF、4年ぶり

 【ワシントン=矢田俊彦】米連邦準備制度理事会FRB)は18日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、短期金利の指標となるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を、現行の年5・25%から0・5%引き下げて年4・75%とすることを10人の委員の全会一致で決め、即日実施した。利下げ幅は大方の市場予想を上回っており、低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題に伴う景気後退を回避する姿勢を明確に打ち出した。これを受けて日米の株式市場は大きく反発し、外国為替市場では円安・ドル高が進んでいる。

FF金利の引き下げは、2003年6月以来、4年3か月ぶり。FRBは同時に、公定歩合も0・5%引き下げて年5・25%とした。公定歩合の引き下げは、8月17日に次ぎ今年2度目だ。

 FRBはFOMC後に発表した声明の中で、利下げの理由について、「住宅市場の冷え込みが進み、経済成長が抑制される可能性がある」と指摘し、「(サブプライム問題に伴う)金融市場の混乱が景気全体に与える悪影響を未然に防ぐのが狙い」と説明した。

 一方、これまで強調していたインフレ懸念については「インフレのリスクはいくらか残っている。今後も注視していく」と警戒を続ける姿勢を示した。


このうえで、「引き続き景気見通しへの影響を評価し、物価安定と持続的な経済成長に向けて必要に応じて行動する」と追加利下げを含めて柔軟に対応することを強調した。

 FF金利の変更は、0・25%の利上げをした06年6月以来1年3か月ぶり。また、FRBは0・25%の幅で金利を変更することが多く、0・5%の引き下げは、02年11月以来となる。

 市場の事前予想では、引き下げ幅について、0・25%と0・5%の両方の見方があったが、0・25%が大勢となっていた。次回のFOMCは10月30、31日に開かれる。




FF金利公定歩合
 米国の民間銀行がFRBに開いた口座に保有する準備金預金をフェデラル・ファンド(FF)と呼び、この資金を銀行間で相互に貸し借りする際の金利をFF金利と呼ぶ。日銀が誘導目標としている、「無担保コール翌日物金利」に相当する。一方、公定歩合は、FRBが金融機関に資金を貸し付ける際の金利で、FF金利より高めに設定されている。
(2007年9月19日 読売新聞)




で、日銀はあいかわらず利上げは見送ったんだけどこれもまあ大方の予想とおりで。。。
これで相変わらず円キャリーは続くだろうしほんと日本は世界のATMみたいなもんだわ。
もうほんと何をどうしたいのだろうか理解しかねるな。。。




 日本銀行は19日、前日に続いて開いた金融政策決定会合で、政策金利の水準について、短期金利の誘導目標である無担保コール翌日物金利を年0・5%のまま据え置き、追加利上げを見送ることを賛成8、反対1の賛成多数で決めた。前回同様、水野温氏審議委員が現状維持に反対した。

 FRBが大幅利下げに踏み切ったことを受け、米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題が世界経済に与える影響を引き続き見極める必要があるとの意見が大勢を占めたとみられる。

 サブプライムローン問題を巡っては、英国の中堅銀行が経営難に陥るなど、世界的な混乱が続いている。

 欧州中央銀行(ECB)も今月6日に利上げを見送っており、日銀も歩調を合わせた形だ。

 日銀の福井俊彦総裁が19日午後、決定会合後に記者会見を行う。今後の経済・物価情勢や金融政策の見通しについてどのような考えを示すのかが注目されている。
(2007年9月19日 読売新聞)



日本に限らず世界で株価は上がった訳だけど、まあこれはそんなに喜べないと思う。
外科術術して一時的に持ち直したようにしか思わないしね。
まあ今後一年間の事を考えると楽観的にはとてもならないです。


http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070919i411.htm
日経平均、579円高の1万6381円…5年半ぶり上げ幅

 19日の東京株式市場は、前日の米連邦準備制度理事会FRB)の利下げと米株高、日本銀行の利上げ見送りなどを好感して全面高の展開となり、大幅反発した。
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 日経平均株価(225種)の終値は前日比579円74銭高の1万6381円54銭と2002年3月4日(638円22銭高)以来約5年半ぶりの上げ幅を記録した。東証株価指数(TOPIX)は同56・63ポイント高い1567・58。第1部の出来高は約17億7500万株。

 株式相場は香港やシンガポールなどアジアの主要市場でも上昇し、欧州の主要市場でも朝方から全面高の展開となっている。
(2007年9月19日21時21分 読売新聞)