グリーンスパン前FRB議長

この人は経済の神のような言われ方をしてきたんだけど
僕が思うにどうやらここに来てボロが出てきたというか
鍍金(めっき)がはがれたというか。。。

まあアメリカの人は大統領でもなんでもそうだけど要職を退いたら回顧録を出すのが好きだな~!
で、ブッシュ大統領をここに来て批判しるってのはちょっとどうかと思うな。
なんか責任逃れにしか思えないよ。
まずそのソースがこれ↓。






 [ワシントン 15日 ロイター] グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は、17日に全米で発売される回顧録「動乱の時代─新たな世界での冒険」の中で、ブッシュ大統領を鋭く批判している。米国の財政規律を緩め、政治的な問題を健全な経済に優先させたというのがその理由。

 ペンギン・プレスが出版する同書でグリーンスパン前議長は「厳密な経済政策論議や長期的な影響への考慮には、ほとんど価値が置かれなかった」と指摘。「大変失望したのは、ブッシュ政権の経済政策の立案や決定がホワイトハウスのスタッフの手にしっかりと握られていたことだ」などと述べている。

 また、ブッシュ大統領に「抑えの利かない」予算案などに対する拒否権行使を促したものの、結果的には無駄に終わったと告白。同書の中で前議長は、共和党内の対立回避を優先させたいというブッシュ大統領の意向を耳にしたとしている。

 その上で、ブッシュ大統領のやり方は「財政規律に不可欠なチェック・アンド・バランスのメカニズムを犠牲にするもの」と批判している。






 このブッシュ大統領の経済政策ってのが具体的に何をさしてるのかわかりにくいけど
 普通に考えるとだけど、それは相変わらずな消費拡大による経済政策って事になると思う。
 だからこそ所得税減税とかしてるんだろうしね。
 この前に記事の表(FRB金利上昇)をのせたんだけどこの人は金利上げまくったよね。
 で、こういう発言が別のソースであるけど。




 【ワシントン=小竹洋之】米連邦準備理事会(FRB)のグリーンスパン前議長は米CBSテレビのインタビューで、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に触れ、2006年1月末の退任直前まで事態の重大さに気づいていなかったと述べた。CBSが13日、16日に放映するインタビューの抜粋を公開した。

 前議長は安易なサブプライム融資が横行していたことを認識していたが「05年の終わりから06年に入るまで重大さに気づかなかった」と指摘。この問題を甘く見て、事態を放置してきた責任を率直に認めた。

 ただ「金融監督当局が対処するのは極めて難しかった」と弁明した。前議長が主導した01―03年の金融緩和がサブプライム問題の一因になったとの批判についても「誤解だ」と反論した。(10:07)




 この発言を僕は7月くらいににすでにどっかで見た記憶があるんだけど、気のせいかな?
 まあいいや!探すのめんどいし\(◎o◎)/
 で、この発言を僕は素直に受け取れない。
 こんなの絶対にわかってたはずだからだよ!

  >この問題を甘く見て、事態を放置してきた責任を率直に認めた。
 というのは、正確には消費拡大の為には見過ごすしかないってのが正解じゃないの!!!
 そして、「金融監督当局が対処するのは極めて難しかった」と弁明したのは
 まさにそういう国なんだし、これに水を差すようなマネはできないって意味だろう。

 だからこそかもだけど、そういう景気対策というか消費万歳主義に対するブッシュに対して
 冒頭の記事のようなことになったように感じるな~!
 このタイミングで、この責任回避な発言をどう理解しるかだけど
 これはもうマジりんこにアメリカ経済がやばいって事だとしか思えない。

 


 米国のサブプライム住宅ローン(信用度が低い借り手用の融資)が破綻(はたん)し、世界経済を揺るがせている。カリフォルニア州などで住宅バブルがはじけたのがきっかけ。ローン返済が滞り、競売にかけられた住宅数は7月だけで全米で約18万軒。今年末までに100万軒が差し押さえられるという。一体、何が起こったのか--。【米カリフォルニア州ストックトンで、國枝すみれ】

(一部抜粋・全文はリンクで)


 お家を差し押さえられ、カードローンの借金地獄にあえぎ、まして景気後退による失業となったら
 どうなるのはもう火をみるより明らかじゃん!
 その時に、アメリカ国民の怒りはいったいどこに向かうのか?
 そしてこの影響で世界はどうなるのか?