アメリカと中国の経済政策

最近の株価の動きとか、アメリカや日本の選挙結果とかいろいろ見てるんだけど
アメリカと中国の経済問題はちょっとややこしいことになってきたような気がしる。
日本人な僕としては、こういうのを眺めてるだけど
中国の強気さはある意味わが国の政府を見てると正直ちょっとうらやましい気もしないでもないな。

日本は、経済も政治も安全保障すらアメリカなしでは国際社会で生きてけれない属国状態だけど
今後の行く末を考えると、ものすんごい不安になるよ。。。
それはさておき、中国がアメリカに脅しをかけたソースを順番に載せます。


http://jp.epochtimes.com/jp/2007/07/html/d58761.html
米上院財政委、中国を念頭に置いた為替法案を可決


 米上院財政委員会は26日、中国などに対してより市場志向型の為替政策をとるよう求める為替法案を20対1で可決した。法案は「ファンダメンタルズからかい離した」為替相場を維持する国からの輸入品に対して米国企業が反ダンピング関税の適用を求めることを可能とするもので、米政府による正式な承認が必要。

 ボーカス上院財政委員長(民主党)は「われわれの懸念の対象は今日の人民元だ。明日はまた別の国の通貨がさらに大きな脅威となるかもしれない」と語った。

 法案は、為替改革を拒む対象国に対して、米政府が国際通貨基金IMF)や世界貿易機関WTO)を通じて措置を講じるよう求めるほか、米国の正式な認定を受けて1年が経過した後も適切な改革がみられない場合は米連邦準備理事会(FRB)の市場介入を認めている。

 法案の採決は、ポールソン米財務長官の訪中を来週に控えて行われた。


[ワシントン 26日 ロイター]

(07/07/27 11:08)


アメリカは人民元の切り上げをしてほしいって事だけど、要するに中国に対して先制パンチだな!
 ましてIMFWTOに圧力かけるかもねってあるしね。



http://jp.epochtimes.com/jp/2007/08/html/d35517.html
米上院銀行委員会、人民元改革促す法案を可決


 米上院銀行委員会は1日、中国の人民元改革を促す法案を可決した。ブッシュ政権は、こうした法案が成立すれば世界的に保護主義の波を引き起こすと批判している。

 法案は「為替操作国」の定義を強化し、財務省に対し、巨額の経常黒字と大幅な対米貿易黒字を抱える国を「為替操作国」と認定することを義務付ける内容。当該国の意図にかかわらず「為替操作国」を認定することも求めている。

 賛成17、反対4で可決された。

 前日には、ポールソン財務長官、シュワブ通商代表部(USTR)代表、グティエレス商務長官が、人民元問題をめぐる議会の動きは、世界の保守主義の流れを強め、米国にとって裏目に出る可能性があると主張していた。

 上院では先週、財政委員会も、「為替相場がファンダメンタルズからかい離した」国が必要な改革を怠った場合、反ダンピング(不当廉売)課税を適用できるという中国を念頭に置いた法案を可決している


[ワシントン 1日 ロイター]

(07/08/02 12:08)


>この為替操作国って認定がどういう意味なのかちょっとわからんけど
 いわゆるテロ支援国家認定の経済版みたいなもんだとしると
 指定された国は、はいそうですかとは絶対に認めれないだろうな~。。。
 ここまでは、アメリカ政府は懸念を表明しつつもアメリカの得意技炸裂っぽいね。
 で、次のニュースが中国の反撃なんだけど、これがまた強烈だったんだな。。。




By Ambrose Evans-Pritchard
Last Updated: 1:41am BST 09/08/2007

The Chinese government has begun a concerted campaign of economic threats against the United States, hinting that it may liquidate its vast holding of US treasuries if Washington imposes trade sanctions to force a yuan revaluation.

(あんまり長いんで途中は省きますた。全文はリンクでどうぞ)


Mr Paulson is a China expert from his days as head of Goldman Sachs. He has opted for a softer form of diplomacy, but appeared to win few concession from Beijing on a unscheduled trip to China last week aimed at calming the waters.



んと、要するにアメリカが中国いじめるなら中国は、アメリカ国債売っちゃうよと逆襲したんだな!
で、冒頭の記事にあるようにポールソン財務長官が中国に行ったけど、
なんにもいい話にならなかったという事。
これを中国つおい!と見るべきか、日本の橋本総理の時のようになるか?どっちだろう???

ただ、民主党のヒラリーが大統領候補の質問で、中国産の食べ物食べないとか子供に害のおもちゃ買わないとか言って喝采を浴びてたし、下院は全会一致でオリンピックボイコット決議してるから
政治的にも経済的にもどうなるのかの判断はとっても難しいな~。
ただ、アメリカ海軍と中国海軍は高官が行き来してるし危険な状態まではいってないだろうけど
アメリカはやるときはやる子なんで、こんなこと言われて引き下がるとはちょっと思えないな。

アメリカにとって中国は、敵なのか?それとも味方候補なのか?だけど
中国がほんとにアメリカ国債売ったら恐ろしいことになりそうだな~。。。
まあ売らないだろうけど、間に挟まれる日本はよ~く情勢を見極めないとやばいかもね!
小沢代表があんなくだらんパホーマンスなんかしたのとは桁が違うな。。。