イスラエルvsヒズボラ、空爆を48時間停止

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もう無茶苦茶な状況になってきたんだけど、
とりあえずレバノン南部への空爆は48時間停止ということになったみたいである。
ヒズボライスラエル兵を二人拉致した事が直接の原因だったけど
もう過去が過去だけにこの件が引き金になっただけという見方になる。

ここまで双方とも相当の死傷者が出てるしこれからも出るのは間違いないと思うけど
国際社会はイスラエルに対してより厳しい事になってる。そのソースをいくつかならべると

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060727-00000054-mai-int
レバノンイスラエルの国連施設周辺への攻撃は146回
 【ニューヨーク坂東賢治】国連高官は26日、レバノン南部のヒアム地区で国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の施設がイスラエル軍の攻撃を受け、停戦監視要員4人が死亡するまでの約6時間に14回もの至近距離への攻撃が行われていたと明らかにした。現地司令官らが再三、イスラエル側に攻撃停止を求めたが、効果がなく、惨劇につながったという。
 同高官によると、ヒアムの施設への25日の攻撃は現地時間の午後1時20分から約6時間、断続的に続き、施設から300メートル内への着弾は計14回にのぼった。うち11回は戦闘機による爆弾投下、2回は砲撃でうち1回は4発の砲弾が施設を直撃した。
 この間、現地司令官らが10回にわたってイスラエル軍との連絡ルートを使って施設への攻撃に抗議したほか、ニューヨークでもイスラエルの国連代表部に対し、攻撃停止を求めたが効果はなく、事件後、遺体収容作業を進める間も周辺への攻撃が続いたという。
 同高官によると、12日から25日までのUNIFIL関連施設周辺への攻撃は計146回にのぼった。ヒアムの施設から5キロ以内ではイスラムシーア派民兵組織ヒズボラの動きはなかったといい、こうした事実を基にアナン事務総長が「意図的な攻撃」との見方を示したとみられる。
 ただ、アナン氏はイスラエルオルメルト首相が攻撃について「誤りだった」と釈明し、調査を約束したことを「受け入れる」としており、国連もこれ以上の政治問題化は避ける見通しだ。
毎日新聞) - 7月27日20時2分更新


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060728-00000016-jij-int
国連要員攻撃に「衝撃」=イスラエル非難盛らず-安保理議長声明

 【ニューヨーク27日時事】国連安全保障理事会は27日、レバノン南部に駐留する国連軍事監視要員4人がイスラエル軍の攻撃で死亡した事件に関し、同軍の行為に「深い衝撃と悲しみ」を表明する議長声明を全会一致で採択した。声明はまた、事件の包括的調査の実施をイスラエルに求めた。
 イスラエル軍レバノンでの軍事作戦を本格化させて以降、安保理が具体的措置を取るのは初めて。ただ、当初案に盛られていたイスラエル非難の文言が、同盟国である米国の頑強な抵抗で削除されるなど、声明は著しく弱い表現に修正された。 
時事通信) - 7月28日7時1分更新


国連は無力です。こんな事は今更ながら特別な事じゃないけど、国連信奉がある日本はよく見といたほうがいいと思う。安保理決議でなければ何の価値もないし、拒否権使われたら 「深い衝撃と悲しみ」を表明する議長声明という事である。で、この議長声明にどれほどの価値があるのか?
こんなもんは悪いけど、何の役にも立たない無力な一人言にしか過ぎないよ!

国連なんて総会にも価値があるとは思えないし、安保理決議しか価値がない。
だいたいその国連が出した軍が、堂々と攻撃されてるのに反撃すらしてないんじゃない?
で、「深い衝撃と悲しみ」を表しただけだ。これをどう判断しるかだけど、たまったものではないな。
紛争を止めさせるどころが攻撃対象になってるんだからね。いかに無力であるかの証明だと思う。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060730-00000030-mai-int
レバノンイスラエル軍、南部を空爆 57人死亡

 【ベイルート高橋宗男】イスラエル軍は30日朝、レバノン南部ティールの南東約10キロの町カナの民間人居住区を空爆、住民が避難用シェルターに使っていた建設中のビルやモスクが破壊された。死傷者数についての情報は錯そうしているが、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、子供30人を含む57人が死亡した。7月12日の紛争開始以来、一度の攻撃では最悪の事態となった。依然がれきの下敷きになった人々が多数いるとみられ、死傷者はさらに増える可能性が高い。
 カナでは96年4月にもイスラエル軍の「怒りの葡萄(ぶどう)作戦」で、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の基地が攻撃され、侵攻を恐れて避難していたレバノン人106人が死亡。「カナの虐殺」と呼ばれている。レバノンのシニオラ首相は同日、「カナで起きていることは誤り(誤爆)などではない」とイスラエルを強く非難した。さらに「我々は即時の無条件停戦以外は受け入れない」と態度を硬化させた。一方、イスラエル政府は今回の攻撃について遺憾の意を表明、調査を約束した。
 またシニオラ首相はアナン国連事務総長に電話し、安全保障理事会の緊急会合の開催を要請した。首相はこれまで、停戦実現に向けてイスラエルへの攻撃を続けるイスラムシーア派民兵組織ヒズボラの説得に当たってきたが、ヒズボラ側は29日夜、戦闘の継続を宣言していた。
 一方、米国のライス国務長官は29日、イスラエル入りし、オルメルト首相と会談。レバノン南部へのより強力な権限を持つ国際部隊の展開などについて首相と協議した。長官は、シニオラ首相の事実上の交渉拒否を受け、30日に予定していたレバノン訪問を中止した。停戦に向けた交渉は暗礁に乗り上げ、レバノン情勢がさらに混迷するのは必至だ。
毎日新聞) - 7月30日23時29分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060730-00000011-yom-int
レバノン空爆重油流出、地中海の汚染深刻

ベイルート=柳沢亨之】イスラエル軍の攻撃が続くレバノンで、空爆を受けた火力発電所から1万5000トンに上る大量の重油が漏れ出し、地中海岸沿岸が約80キロにわたって汚染される深刻な事態となっている。
 首都ベイルートの「アルラムレ・アルバイダ」公共海水浴場。「白砂」を意味する砂浜が、真っ黒に変わり果てていた。重油のにおいが鼻を突く。魚の死骸のそばで、黒い油にまみれた瀕死のカニが足をもがいている。
 重油が漏れ出しているのはベイルート南方30キロのジイエ火力発電所の燃料庫。14、15両日に空爆を受けた。被害はシリアやキプロス、トルコにまで広がる勢いで、国連環境計画(UNEP)は30日、「停戦後に専門家を派遣する」との声明を発表したが、肝心の停戦の見通しは立っていない。
(読売新聞) - 7月30日22時14分更新


空港や港なんどのインフラだけでなく発電所も攻撃してるし、誤爆といってるけど避難所も攻撃して
子供もたくさん殺しているしイスラエルはやりすぎだとしか思えない。
もちろん、イスラエルだってヒズボラのロケット弾で攻撃されてるんだけど、
どう見たってイスラエルのやり方のほうが卑劣だし、度を越してると僕は思うな。

ただ、ヒズボラだって決して誉められないのは当然だ。実際こういう子供を盾にもしてるし
それは弱者の戦略かもしれないけど、子供を盾にするなんて許しがたい話だよ。
だからどっちもどっちなのはある。それでも圧倒的な戦力のイスラエルの攻撃はひどすぎる。
だからこそ、今まで停戦を支持してこなかったライスアメリ国務長官もこう言い出した

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060730-00000048-jij-int
「今が停戦の時」=米国務長官
 【エルサレム30日時事】イスラエル訪問中のライス米国務長官は30日、イスラエル軍レバノン南部のカナを攻撃して民間人に大量の死者が出たことに言及し、「今が停戦の時だ」と呼び掛けた。ロイター通信などが伝えた。米高官がレバノン危機をめぐって直ちに停戦するよう呼び掛けたのは初めて。 
時事通信) - 7月30日19時1分更新


そしてやっと48時間の停戦だけど、48時間後はまたやると思うしそこまで待てるかも?だな。
この先どうなるかだけど、もうどうなるとかいう見通しはたたないしなるようになるとしか思えない。
アメリカがイスラエルを支援する限り国際社会も無力だし、イスラエルを止めれない。
中東には宗教・民族の他にも石油という資源のからみがあるし、さらにテロというのも加わった。

もう解決はしないんじゃないかな。これから先もず~っと争い続けると思う。
核ミサイルの打ち合いとかもほんとに起きそうな時代になるんではないかな。