地裁が泣いた、京都介護疲れ承諾殺人

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この事件はほんとに泣けた。もう見てて切なくなるよ(´・ω・`)ショボーン
検察サイドも求刑をかなり考慮したと思えるし、
また弁護士も自分よりも被告は清貧で立派だと弁護したし
住民も嘆願書を書いたりしたし、そして裁判所も執行猶予という寛大な判決をだした。
まず、この件に関して下のリンクの映像と読売の記事をみてほしいです。

2006 0623 ムーブ! 京都介護殺人 涙に濡れる法廷(約7分半)
http://www.youtube.com/watch?v=n-MWIXY7L44

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060721i303.htm
介護疲れと生活苦、母親承諾殺人の54歳に猶予判決

 介護疲れと生活苦から、認知症の母親(当時86歳)を本人の承諾を得て殺害したとして、承諾殺人などの罪に問われた長男の京都市伏見区納所町、無職片桐康晴被告(54)の判決公判が21日、京都地裁で開かれた。

 東尾龍一裁判官は「母親の同意を得ているとはいえ、尊い命を奪った刑事責任は軽視できない」と有罪を認めたうえで、片桐被告が献身的に介護をしていたことなどの事情を酌量して、懲役2年6月、執行猶予3年(求刑・懲役3年)とする判決を言い渡した。

 判決によると、母親と2人暮らしだった片桐被告は、2005年4月ごろ、母親の認知症が悪化したため、介護のために昼夜が逆転する生活が続き、昨年9月に勤務先を退職。生活保護申請のため、福祉事務所を3回、訪れたが、いずれも受給は認められなかった。

 今年1月にはアパートの家賃も払えなくなり、絶望して母親を殺害し、自分も死のうと決意。2月1日朝、伏見区桂川河川敷で、車いすに乗った母親の承諾を得て首を絞め殺害した。

 東尾裁判官は判決理由で「母親は被告から献身的な介護を受け、特に犯行前日には懐かしい思い出のある京都市内の繁華街を案内してもらっており、決して恨みなどを抱かず、厳罰も望んでいないと推察される」と片桐被告に有利な情状を指摘。そのうえで「社会の中で自力で更生し、母親の冥福(めいふく)を祈らせることが相当」と述べた。

(2006年7月21日14時11分  読売新聞)


僕は、この判決は妥当だと思うけど、心情的には無罪にすべきだと思う。
しかしながらどうしても日本の現状ではこういう判決にならざるを得ない。
時代劇でも有名な大岡裁きというのがあるけど、もし越前の神がいれば、無罪にしたと思う。
こんなマジメで母親思いの人が、こういう事をせざるを得ないというのは何故だ?

京都の区役所がした対応は果たしてどうだったのか?
生活保護をまともな困ってる日本人が受けれない現状はこれでいいのか?
弱者をどんどん切り捨てる厚生労働省の方針はこれでいいのか?
ちょっと前にも九州で、生活保護を断られて自殺とかいう事件もあったし
これからこの手の事件はますます増えてくるだろう!

その一方で、在日外国人には生活保護はたくさん出てるのは何故だ?
マジメに税金を払ってきた人が困った時にもらえない制度なら
日本に一円も税金払ってない外人に何故払うのだろうか?
この国は、いったいどこの国の人のためにあるのか?

もういいかげん国民はそろそろ目を覚ますべきだと僕は思えてならないです。
ほんとに哀しい事件で泣けて泣けて仕方がないよ!
自国民を大切にしない国はきっと滅びる事になると思う。
政治家や官僚達には、ほんとによく考えてもらいたい。