米大統領支持率20%台

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ほんとアメリカ国民というのは、へんてこりんな人達だなと改めて思うな。
このブッシュ大統領の支持率を思い返してみると、
確か、80%以上はあったと思う。
で、ついにここにきて20%台という数字になったみたいである。

この支持率が今後どうなるかだけど、上がる可能性はあんまりあるとは思えないし
このままドンドン下がっていくような感じをどうしても持ってしまうな。
こういう時の必殺技は軍事攻撃なんだけど、これもつかえないし、どうするんだろうか?
このままだと、アメリカの威信低下は世界に与える影響は、かなり大きいと思うな。


読売新聞のソース

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060513i2w5.htm
米大統領支持率20%台、保守層の支持離れも

 【ワシントン=貞広貴志】ブッシュ米大統領の支持率が主要世論調査で初めて20%台に下落するなど、最低を更新し続け、歯止めがかからない窮状に陥っている。

 イラク情勢やガソリン価格の高騰、移民政策への対応から、堅固だった保守層の支持離れも始まっている。支持回復のきっかけとなる材料も見当たらないのが実情で、歴代大統領でも最低水準の支持率に近づきつつある。

 ブッシュ大統領は12日、国務長官と国防長官経験者10人をホワイトハウスに招きイラク政策について意見を求めた。会談後、「成功を楽観視している。うまく行かないとすれば、気力を失い、自分たちの価値観に信頼を置けなくなった場合だけ」と強調した。だが、世論調査の数字を見る限り、米国民は政権への信頼を失いつつある。

 各種世論調査を総合すると、今年2月まで40%前後で推移していた大統領支持率は、3月以降に低下傾向が鮮明になり、35%前後と言われる固定保守層の数字を割り込み始めた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙が12日に報じた調査会社ハリス・インタラクティブの最新調査では、29%と初の20%台も記録した。

 「2002年に民主党支持者の支持がほぼ消え、03年に無党派層が離れ、今、共和党の核となる支持者を失おうとしている」。アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)のカーリン・ボーマン研究員の分析だ。

 こうした中、ホワイトハウスは12日、大統領が15日午後8時からテレビを通じ国民向けに演説すると発表した。関心が高い移民問題に取り組む姿勢をアピールし、求心力回復を狙う。ただこの問題の焦点は、不法移民の扱いをどう法制化するかという議会の動きに移っており、政府が新機軸を打ち出せる余地は少ない。

 一方、連邦捜査局FBI)は12日、ワシントン郊外バージニア州の高級邸宅を家宅捜索した。捜査対象は、今月初めに中央情報局(CIA)のナンバー3を辞めたばかりのカイル・フォッゴ氏。調達物資の契約を巡る収賄容疑が浮上したとされる。イラク戦争前の情報の誤りや令状なき通信傍受に続き、米情報機関にまたひとつスキャンダルが追い打ちをかけた形だ。

 イラクでは今週中にも本格政権の発足が見込まれるが、昨年12月の選挙から5か月も経過しており、これも政権浮揚のきっかけになるとは考えにくい。

 「保守層は、テロとの戦いが重要だからこそブッシュ政権の過ちに目をつぶってきた。今、その不満が噴出し、共和党の分裂を引き起こそうとしている」。ワシントン・ポスト紙は、半年後に中間選挙を控え、危険水域に入ったブッシュ大統領政権運営に不安を示す共和党下院議員の声を伝えている。

(2006年5月13日22時35分 読売新聞)


ん~、いろいろな要因を考えていくと、まず内政面では
ヒスパニック系住民の問題(移民を含めて)も大問題だし、石油メジャーが大儲けしてるのに
ガソリン代の高騰で庶民の生活は苦しくなってる。さらには、双子の赤字の件もあるし
ダウジョーンズの下げもある。ドル安がすすんでるし、いい事は、おもいつかんな。。。
カトリーナの際の手際の悪さとか、盗聴問題とか、もうダメぽだな。

外交面でも、イラン・イラクの問題。北朝鮮の六カ国協議の件も進展はない。
中国との貿易摩擦の件。南米の国々とも不仲になりつつある。
ハマスが大勝して、イスラエルパレスチナの件とかもうありすぎだな。
リビアなんかと国交正常化したところで支持率に影響などないし、どうするんだろうか?と思える。

しいていえば、ローラ夫人の支持率が80%くらいあるらしいからこれ頼みだな。
なんでこんなに人気あるのか?だけど、実際問題として役に立つともかんがえにくいしな~。
この調子で行くと、独裁者フセインを打ち倒したのに、
民衆の信を得られずに、自身の政権が崩壊するかもという皮肉な結果になりそうだな。

日本の次期総理問題も大事だけど、アメリカの次期大統領問題もどうなることやらだな(笑)