44例目の脳死判定…余白に臓器提供の意思記述(初のケース)

このブログを書き始めてから、臓器移植のニュースは書いてるんだけど
これは今までとはちょっと違うというか、
本人の意思確認というかなんというか、極めて稀なケースな感じがする。

この読売新聞の記事を見ると、僕が思うに
×印のはなんらかの障害というか病気があると本人さんが思っていたからのような気がしる。
だけど、もし移植に使えるならという、但し書きがそれを物語ってるように思う。
やっぱりだけど、本人の希望というか意思は最優先されるべきだと思うからこれはよかったと思う。

こういうケースを見ても、本人の意思を大事にするんだったら
家族や身内限定への提供意思とかはどうなんだろうか?と思う。
病状による順番の不透明さとかをどうしても感じてしまう。

ちまたのうわさを聞くと、やっぱりお金がものを言うとかいう話もきいたりするし(あくまで噂です)
ほんとにどうなんだろうか?と思う。
昔に順番とばしも、実際にあったはずだしね。
ほんとに何もかもが難しい話であるから、何が一番いいのか?ほんとにわかんないな。


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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060325i305.htm
44例目の脳死判定…余白に臓器提供の意思記述
 京都第一赤十字病院京都市)にくも膜下出血で入院していた40歳代の女性が25日、脳死と判定された。脳死判定は44例目。

 女性は一部の臓器について、意思表示カードに提供しない意思を示す「×印」を付けながら、その余白には提供意思を示す記述もしていた。日本臓器移植ネットワーク厚生労働省と協議のうえ、「×印」を付けた臓器については、余白の記載の方が本人の最終的な意思表示であると判断した。

 移植が行われれば、脳死下での臓器提供は43例目で、余白の書き込みが本人意思として尊重された初のケースとなる。

 同ネットワークによると、女性は意思表示カードで、脳死下での心臓、肺、小腸には提供意思を示す「○印」を、肝臓と腎臓、膵臓(すいぞう)には「×印」を付けていた。その一方で、カードの余白には「肝、腎、膵は、もし移植に使えるなら提供します」と記載をしていた。

 同ネットワークでは、家族に聞き取りをして、余白の記載が女性の意思であると確認したという。

 心臓は九州大で50代男性、「×印」があった膵臓(すいぞう)は東京女子医大で40代男性にそれぞれ移植される見通し。肺と肝臓、腎臓は医学的理由で移植が見送られた。小腸は移植を希望する待機患者がいなかった。

(2006年3月25日11時47分 読売新聞)

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1月27日加筆
一週間で3例も脳死移植が行われる事になったので、ここに追加いたします。


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http://www.sankei.co.jp/news/060326/sha037.htm
富山県立病院の患者を脳死判定 44例目の脳死移植へ

 日本臓器移植ネットワークは26日、富山県立中央病院に脳血管障害のため入院していた患者が、臓器移植法に基づく国内45例目の脳死と判定され、44例目の脳死臓器移植が行われると発表した。

 心臓移植は国立循環器病センター(大阪府吹田市)、肺移植と膵臓(すいぞう)・腎臓同時移植は大阪大病院、肝臓移植は名古屋大病院、もう一方の腎臓の移植は富山県立中央病院で実施される予定。小腸は待機患者がおらず、移植されない。

 脳死と判定された患者の年代、性別は家族の意向で公表されていない。

 脳死移植は21日に42例目、25日に43例目が行われたばかりで、1週間に3回の移植は平成9年の同法施行以来、初めて。また、富山県からの脳死臓器提供も初めて。

(03/26 11:16)